地域保健福祉活動のための 地域看護アセスメントガイド 第3版**医歯薬出版/佐伯 和子/978-4-263-23363-4/9784263233634**
個別支援,地域支援,施策化の計画・評価に向けた実践的アプローチ
発行 2025年9月
判型:A4判 148頁
ISBN 978-4-263-23363-4
地域を“看る力”を養う!保健師必携の地域看護アセスメントの実践的入門書
●健康課題の把握から、根拠に基づいた保健福祉事業の計画立案・評価までを一貫して学べる、地域看護アセスメントの好評書をさらにアップデートしました。
●地域のアセスメント(評価・分析)を通じて健康課題を見つけ出し、それを解決するための施策・事業を立案するまでの流れを、現場の視点から丁寧に解説。
●第3版では、DX時代のデータ活用に対応した量的・質的データの分析手法や、評価の「見える」化に関する内容を充実させました。
●「実践編」では、個別支援、地区活動、組織支援、施策化など多様な事例を取り上げ、基本編で学んだことを実際の地域看護活動にいかす力が身につく構成となっています。
【目 次】
I 基本編:地域看護アセスメントガイドとは
1 地域看護活動の目的と対象
1)地域看護の目的と理念
2)看護の対象としての地域
個人/家族への支援の背景としての地域
住民組織/地域組織
日常生活圏である地区/小地域
自治体などの社会システムレベル
3)エコシステムとしての地域と社会
エコシステムとしての地域
地域の相互関係と多様性
仮想コミュニティと現実社会
4)地域看護の3つの機能と地域
2 地域看護アセスメントの目的と活用,展開過程
1)アセスメントの重要性
2)地域看護アセスメントの場面とその目的と活用
はじめて出会う地域がどのようなところなのかを知りたいとき
日常の活動で「問題かな?」「住民の声を実現したい!」と思ったとき
自治体の仕組みづくりや施策化活動において
3)地域看護アセスメントの目的と地域の見方
4)地域看護アセスメントの展開過程
アセスメント目的の明確化
対象となる地域および人口集団の特定
データベースアセスメント(地域の概要把握)の実施
フォーカスアセスメント(健康課題の分析)の実施
計画立案
5)日常の活動とアセスメント
3 地域看護アセスメントの方法
1)アセスメントの目的と方針の設定
2)データの選定と収集
データの特性
データの所在
データ収集方法
3)データの分析と可視化
量的データ分析
質的データ分析
量的データと質的データの統合
4)倫理的配慮
個人情報保護とOECD 8原則
研究に関する倫理指針
地域看護アセスメントにおけるデータ収集と管理
4 地域特性をアセスメントする視点/項目
1)地域構造のモデル
地域の歴史および自然・地理的環境
地域に暮らす人びととコミュニティ
社会システムとしての地域内外の制度・施設
2)地域の概要把握
3)地域構造のモデルに基づくアセスメント
「地域の歴史および自然・地理的環境」のアセスメント(地域形成の基盤)
「地域に暮らす人びと(人口集団)とコミュニティ」のアセスメント
「社会システムとしての地域内外の制度・施設」のアセスメント
4)地域の基本構造の全体像
5 地域における健康課題のアセスメント
1)地域看護活動の対象としての健康課題の考え方
地域の健康課題はどこにあるのか
「健康課題」と「対策上の課題」の区別
2)健康課題の領域とその特性
健康と生活の実態の5領域
地域の健康課題の多面性
健康課題の種類
3)分野別・領域別健康課題のアセスメント
アセスメントガイドの枠組み
分野別健康課題の項目と指標
4)地域の全体的な健康のアセスメント
地域全体の健康をアセスメントする必要性
5)健康課題の判断と優先性
6)健康課題の分析(構造化)
健康課題の原因・背景要因
健康課題への資源と対処力
健康課題が地域に及ぼす影響の予測
7)健康課題の分析に基づく対策
健康課題の類型による対策
関連要因の所在による対策
6 地域づくり/地区活動のためのアセスメント
1)地域づくり/地区活動の目的
2)地区活動のためのアセスメント/計画
地区の概要把握
地区の健康課題の抽出と分析
地区活動計画/評価計画
3)地域づくり/地区活動のためのベースとなるアセスメント
7 組織支援のためのアセスメント
1)地域における組織支援活動の目的
組織とは
組織活動支援の2つの側面
2)組織の健康課題と組織構造のアセスメント
組織を構成する人びと
組織の歴史とシステム
組織を取り巻く環境/地域社会
8 事業計画・評価計画
1)事業計画の作成
政策体系における事業
事業計画作成のポイント
2)評価とは何か,何のために行うか
評価の定義
評価の目的
3)評価の枠組み
ストラクチャー評価
プロセス評価
アウトプット評価
アウトカム評価
4)活動における評価のポイント
事業評価
地域ケアシステムの評価
5)評価計画
評価方法・評価デザイン
評価内容(評価項目,評価指標,質問項目など)
評価指標の種類
評価の時期
評価の対象(活動参加者,実施者,地域全体など)
評価の実施者(活動企画者,活動実施者,第三者,委託など)
分析方法(量的分析,質的分析など)
評価の報告と活用
II 実践編:地域看護アセスメントと評価の実際
0 導入 事例地域の紹介
[個別支援の実践例]
1 精神保健活動―障害のある人と家族への支援活動
[地区活動の実践例]
2 親子保健活動―子育てサロン
[地域組織支援の実践例]
3 高齢者保健福祉活動―介護予防
[事業化の実践例]
4 親子保健活動―子ども虐待予防事業
[施策化の実践例]
5 成人保健活動―メタボリックシンドローム対策
参考文献