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知っておきたい歯科における医療安全対策**デンタルダイヤモンド社/前田 嘉信/978-4-88510-634-7/9784885106347**

販売価格
9,900円(税込み)
大学病院での医科・歯科双方の視点から
編著
前田 嘉信
出版社
デンタルダイヤモンド社
分野
歯科学 一般

数量

販売期間
2025/09/29~
商品コード
9784885106347
発行 2025年9月
判型:A4判 242頁
ISBN 978-4-88510-634-7

【 監修 】
前田 嘉信 (岡山大学病院長/血液内科)
塚原 宏一 (岡山大学副病院長/小児科)
窪木 拓男 (岡山大学副病院長/歯科口腔インプラント科部門)

【編集委員】
白井 肇 (岡山大学病院歯科総合歯科部門医療安全管理部、感染制御部)
飯田 征二 (岡山大学病院 口腔外科 顎口腔再建外科学部門)

針刺し、誤飲・誤嚥、アナフィラキシーetc.
歯科医療安全対策の決定版をお手元に!

超高齢社会の昨今、患者の全身状態等を正確に把握し、安全に歯科医療を提供することはすべての歯科医院で求められています。こうした取り組みを高い水準で実践されてきた岡山大学病院の先生方が、医科・歯科双方の視点から「歯科医療安全」のベーシックオブベーシックを詳細に解説する書籍が完成しました。各インシデントへの対応から救急処置、感染管理に至るまで、多くの学びがぎゅっと詰まっています。
これまでにありそうであまりなかった、医科の視点を含めた実践的な本書を、ぜひ医院に1冊備えていただければ幸いです。

【目 次】
刊行にあたって/本書発刊の企画意図

Chapter 1 総論
 1.基本的事項
   1)医療安全の歴史と変遷
   2)医療機関における医療安全管理体制
   3)医療現場におけるヒューマンエラーと認知バイアス
   4)チーム医療の基本となる心理的安全性の確保
   5)インシデントレポート ―報告すべき事象とは
   6)歯科におけるインシデント報告の分類と発生頻度
   7)医療事故発生時の初期対応と歯科関係の医療裁判の傾向
   8)医療事故調査制度
   9)医療事故情報収集等事業
   10)医療の質改善と安全文化の醸成
   11)誤薬防止対策とダブルチェック ―疑義照会とプレアボイド事例
   12)ECT、共同意思決定、緩和ケア、DNAR
   13)暴力事案への対応 ―診療室内での暴力事案と家庭内での小児虐待事案
   14)虐待への対応
   15)臨床倫理的対応
   16)インフォームド・コンセント(IC)の考え方
   17)医療事故と診療録の記載 ―診療録に起因した医療事故
   18)基本的感染対策 ―ワクチン接種を含む
   19)医療安全にかかわる学会・団体・機構
   20)開業歯科医院での医療安全意識の普及
   ―日本歯科医師会や日本医療機能評価機構が進める医療安全の動き

Chapter 2 歯科医療における頻度の高いインシデントと事故防止対策
 1.歯科医療行為におけるインシデント
   1)歯科における誤飲・誤嚥の防止対策と発生時の対応
   2)針刺し・曝露事故の防止策と対応
   3)患者誤認・患歯誤認の原因とその予防策
   4)歯科治療時にみられる粘膜への傷害 ―薬剤の口腔粘膜への漏洩と火傷
   5)歯科治療時の軟組織損傷防止対策 および損傷後の対応
   6)歯科治療時の皮下気腫の原因と対応、発生予防
   7)バーナーなどの燃焼器にかかわるインシデントの原因と取り扱い ―引火を防ぐ代替機器を含めて
   8)要身体行動抑制患者でのインシデント事例とその対応 ―レストレイナー使用時の注意事項
   9)デバイス患者の歯科治療
   10)X線検査、CT・MRI検査時のインシデントと注意事項
   11)小児歯科における歯科医療安全管理
   12)歯科訪問診療でのインシデント・アクシデント
   13)医療情報業務でのインシデント ―取り込み間違い、FAX宛先間違い
   14)歯科衛生士業務におけるインシデント
   15)歯科技工士業務でのインシデントとその対策

Chapter 3 医科から見た歯科治療でのインシデントへの対応
 1.医科
   1)消化器内科の立場から ―消化管異物、NSAIDsによる消化管出血
   2)呼吸器内科の立場から ―気道異物と縦隔気腫
   3)耳鼻咽喉科・頭頸部外科の立場から ―歯原性上顎洞炎、鼻腔異物、咽頭異物、他
   4)循環器内科の立場から ―心臓電気デバイス(ペースメーカー、ICD、CRT)装着者への配慮事項、休薬指示(DOAC)
   5)総合内科専門医の立場から
   6)整形外科の立場から ―ビスフォスフォネート(BP)製剤やメトトレキサート(MTX)製剤服用時の注意事項
   7)皮膚科の立場から ―金属アレルギー患者における連携
   8)眼科の立場から ―曝露による眼球角結膜損傷、薬物異物
   9)手術部および集中治療部をサポートする立場から ―気管挿管時の歯の保護
    曽我賢彦(岡山大学病院 医療支援歯科治療部)
   10)理学療法士の立場から ―車椅子移乗時における転倒・落下およびフットサポートによる皮膚損傷
 2.薬剤部
   歯科でよく処方する薬の服薬注意、気をつけるべき点
 3.中央滅菌室
   洗浄・消毒・滅菌とは
 4.患者相談窓口
   多様な相談窓口と歯科診療に関する相談 ―岡山大学病院総合患者支援センターの役割

Chapter 4 救急処置が必要となるインシデント
   1.アナフィラキシー
   2.血管迷走神経反射
   3.過換気症候群
   4.窒息 ―全身状態が厳しい患者の口腔管理に潜むリスク事例
   5.低血糖
   6.転倒・転落
   7.循環器系疾患の救急対応
   8.脳血管障害の救急対応

Chapter 5 院内での医療安全啓発活動
   1.インシデントレポートニュース
   2.医療事故の原因解析と再発予防策―根本原因分析(Root cause analysis:RCA)
   3.5S活動
   4.院内ラウンドの意義と効果

Chapter 6 維持管理が必要となる医療機器
   1.歯科用ユニットのメインテナンスの在り方
   2.生体情報モニター、AED、超音波検査装置の保守管理の要点
   3.ICTの普及により発生するインシデント
   4.歯科用レーザー機器の保守管理の要点

Chapter 7 歯科診療室における感染管理
   1.標準予防策 手指衛生と個人防護具(PPE)、手袋とアイガードの必要性
   2.針刺しなど体液曝露事故の事後対応
   3.診療室内での汚物への対応
   4.歯科技工室における感染管理
   5.歯科用器具の滅菌・消毒
   6.歯科訪問診療における滅菌・消毒

Chapter 8 その他
   1.患者からのさまざまな要求に対する対応
   2.近年の歯科に関する医療裁判例
   3.診療拒否の検討と弁護士への相談

Column
  1.医療安全でよく使われる用語
    「インシデント・アクシデント・ヒヤリハット」そして「医療事故・医療過誤・医事紛争」
  2.フールプルーフ
  3.日本医療機能評価機構って何をしているの?
  4.医療事故の再発防止に向けた提言はどこから入手?
  5.高速タービンとバーの許容回転数の違い
  6.バイスタンダー
  7.ハリーコールとRRSの違いって何だろう
  8.医療安全の院内広報活動の工夫
  9.国・公・私立大学の歯学部附属病院「医療事故防止のための相互チェック」
  10.高信頼性組織(High reliability organization)とは何か
  11.電子カルテ(SOAP)の書き方~初級編~
  12.大学病院における医療安全管理部の活動~岡山大学病院の場合~
  13.リスクマネージメントからセーフティマネージメントへ
  14.歯科医院でのヒヤリハット収集事業と病院歯科での活用
  15.歯科診療で見られる薬液・試薬による衣服への着色
  16.医療安全と病院経営
  17.エネルギー視点による医療事故の分類