Best Denture Design 増補改訂版**デンタルダイヤモンド社/谷田部 優/978-4-88510-637-8/9784885106378**
発行 2025年10月
判型:A4判 156頁
ISBN 978-4-88510-637-8
パーシャルデンチャーがもっとうまくなる! !
金属床とレジン床設計の関係性やデジタルパーシャルデンチャー等新規項目を収載し、さらに内容充実。
経験則から生まれた60の実践的な基本設計。
2015年の発刊以来、多くの先生方に好評いただいたロングセラー書籍の増補改訂版が装いも新たに登場!
パーシャルデンチャーは、「1歯欠損」から「1歯残存」までの欠損修復に対応でき、歯が存在するほとんどすべての欠損が適応症例となる。
本書では、あまたの欠損分布のなかから、とくに遭遇することの多い60例の設計を掲載。設計のポイントや、それを元にして考えられる設計を箇条書きにし、必要なときに取り出せる辞書のような構成となっている。
基本設計を理解すれば、バリエーションはさらに広がるだろう。
おもな改訂内容は以下のとおり。
・金属床義歯とレジン床義歯の関係性をよりわかりやすく
・デジタルパーシャルデンチャー、インプラントパーシャルデンチャーの記述を追加
・技工依頼に関する記述の大幅な修正
・基本設計の項の前に、症例を追加。1つの症例を通して本書の使い方を学べる
【目 次】
刊行にあたって
第1章 パーシャルデンチャーの設計の考え方
1. 欠損修復の検査、診断、治療方針の考え方
Pattern 1 患者のQOL を読み取る
Pattern 2 障害の程度と障害が拡大するリスクを予測する
Remarks1 歯科治療における疾病と障害
2. パーシャルデンチャーのリスクアセスメント
Pattern 1 患者のQOL を読み取る
Pattern 2 障害の程度と障害が拡大するリスクを予測する
Remarks 1 歯科治療における疾病と障害
Pattern 3 破折や動揺のリスクがある歯に注意
Pattern 4 孤立歯は支台歯の選択基準をより厳しく
Remarks 2 オーバーデンチャー(Over Dentures, Overlay Dentures)
Pattern 5 義歯の動きを止められる残存歯の分布か
Remarks 3 ケネディー分類
Pattern 6 顎堤の支持能力を測る
Pattern 7 現在歯数からリスクを予測する
Remarks 4 アイヒナー分類
Pattern 8 すれ違い咬合を回避できるか
Pattern 9 歯の位置関係を診る
Pattern 10 異常機能に注意する
Remarks 5 TCH(Tooth Contacting Habit)
3. 設計の考え方(リスク対応)
Pattern 11 融通性のあるリジッドへ
Pattern 12 「動かない」、「汚さない」、「壊れない」、「気にならない」
Remarks 6 コーヌステレスコープデンチャー(コーヌスクローネ)
4. 「義歯の動揺」の抑制
Pattern 13 4つの動きを抑える
Pattern 14 直接支台装置を頬舌回転させない
Pattern 15 外側性把持と内側性把持で義歯を安定させる
Pattern 16 クロスアーチで内側性把持を得る
Pattern 17 暫間義歯は把持をメインに単純化
Pattern 18 把持を確実にする大連結子
Pattern 19 直接支台装置は外側性把持を確実に
Remarks 7 インフラバルジクラスプ(Infrabulge clasp)
Pattern 20 迷ったら両側設計
Pattern 21 支持効果のあるレストは直接支台装置のレストだけ
Pattern 22 構成要素がずれないレスト
Pattern 23 前歯のレストはまず基底結節レスト
Pattern 24 維持力に頼りすぎない設計
Remarks 8 回転装着型義歯(Rotational Path Removable Partial Dentures)
Pattern 25 維持装置は把持との関係をおさえて選択する
Pattern 26 歯冠形態を修正してアンダーカットを作る
5. 予防歯学的配慮
Pattern 27 設計の配慮で汚さない
Pattern 28 材料に配慮して汚さない
Pattern 29 セルフメインテナンスの徹底
6. 破損の防止
Pattern 30 疲労の少ない材料を使う
Pattern 31 確実な技工操作を行う
Pattern 32 応力集中しやすい部位は剛性と設計で対応
Pattern 33 患者側の要因を改善して破折のリスクを回避
Remarks 9 IRPD(Implant Removable Partial Denture)
7. 感覚・心理的配慮
Pattern 34 外観に触れるメタルクラスプは遠心から
Pattern 35 肩部を見せないインフラバルジ
Pattern 36 人工歯は残存歯と調和させる
Remarks 10 ノンメタルクラスプデンチャー
Pattern 37 大連結子は左右対称に走行
Pattern 38 シチヒキは順応しにくい
8. 義歯床の働き
Pattern 39 義歯床に間接維持の働きも期待する
Pattern 40 床縁は軟らかい粘膜で終わらせる
Pattern 41 義歯床は感覚・自然感・衛生に配慮
9. 前処置
Pattern 42 診断用模型は前処置の第一歩
Pattern 43 咬合高径を改善する
Pattern 44 咬合平面の乱れを改善する
Pattern 45 エーカースクラスプの理想的な歯冠形態をイメージする
Pattern 46 削ってダメなら足してみる
Pattern 47 ガイドプレーンはレストシートよりも先に形成
Pattern 48 同じではない直接支台装置のレストと間接支台装置のレスト
Pattern 49 支台歯形成は設計が決まってから
Remarks 11 口腔内でガイドプレーンを形成する方法
10. パーシャルデンチャーの咬合の考え方
Pattern 50 中心咬合位では、臼歯残存歯と均等に接触させる
Pattern 51 レストは中心咬合位で対合歯と接触させる
Pattern 52 遊離端義歯の咬合接触は支台歯から離れるほど弱く
Pattern 53 義歯の頬側回転に注意
Remarks 12 短縮歯列(Shortened Dental Arch:SDA)
Pattern 54 歯列弓が広いときは義歯の回転に注意
Pattern 55 滑走運動では残存歯のガイドを阻害しない
11. レジン床義歯
Pattern 56 金属床義歯とレジン床義歯の違いを知ろう
Pattern 57 レジン床義歯の基本デザインをおさえる
Pattern 58 レジン床義歯の適応を知る
12. 技工指示
Pattern 59 設計の基本はサベイラインを知ること
Pattern 60 技工指示書と模型は重要な情報伝達ツールである
Pattern 61 完成前の試適で成否を分ける
Pattern 62 パーシャルデンチャーでのデジタルの活用
Remarks 13 デジタルパーシャルデンチャーの現在
参考文献
Break Time 1:義歯洗浄剤
Break Time 2:知行合一(ちこうごういつ)
第2章 設計パタン
設計の実践
臨床症例からみる設計の実践
設計1~4 上顎 ケネディーⅠ級
設計5~9 上顎 ケネディーⅠ級1類
設計10~15 上顎 ケネディーⅡ級
設計16~21 上顎 ケネディーⅡ級1類
設計22~25 上顎 ケネディーⅢ級
設計26~29 上顎 ケネディーⅢ級1類
設計30~33 上顎 ケネディーⅣ級
設計34~37 下顎 ケネディーⅠ級
設計38~42 下顎 ケネディーⅠ級1類
設計43~48 下顎 ケネディーⅡ級
設計49~52 下顎 ケネディーⅡ級1類
設計53~56 下顎 ケネディーⅢ級
設計57~58 下顎 ケネディーⅢ級1類
設計59~60 下顎 ケネディーⅣ級