Less,but Better 肺炎診療**メジカルビュー社/青木 洋介/978-4-7583-2247-8/9784758322478**

販売価格
4,400円(税込み)
シンプルな治療戦略の考え方
編著
青木 洋介
出版社
メジカルビュー社
分野
呼吸器一般

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特集
新刊
販売期間
2026/02/27~
商品コード
9784758322478
発行 2026年2月
判型:A5判 232頁
ISBN 978-4-7583-2247-8

菌の名前をすべて覚えなくても,抗菌薬は選べる―原因菌をわずか3つの由来(Less)に整理し,手札となる抗菌薬を厳選することで,より良い(Better)治療選択にたどり着く

肺炎を疑うとき,数多くの病原菌と抗菌薬を前に,「どの薬剤を選ぶべきか」と迷う場面は少なくない。本書は,そうした臨床の実感を出発点に,“Less, but Better” をコンセプトとして肺炎診療を再整理した実践書である。 複雑に見える原因菌を,「気腔」「消化管」「環境」という3つの出どころに分類し(三群),現場で最低限押さえておくべき数種類のessential drugを明確に提示。それらを市中肺炎,院内肺炎,医療・介護関連肺炎といった各カテゴリーに正しく振り分けることで(三型),原因菌が特定できない状況でも,過不足のない抗菌薬選択へと導く考え方・選択の軸を解説する。

まず各論で肺炎診療に必要な知識の全体像を整理し,続く事例検討およびQ&A形式のREVIEWを通して,「三型・三群」の考え方を実践的に身につけられる構成となっている。 あえて「必須ではない部分(what is NOT essential)」を削ぎ落とし,診療の核となる「実践知」を身につけるための画期的な一冊。

【目 次】
第Ⅰ章 肺炎の分類と原因菌の考え方
  市中肺炎と原因菌 ①定型肺炎と非定型肺炎
  市中肺炎と原因菌 ②原因菌の由来
  院内肺炎と原因菌
  医療・介護関連肺炎
   MEMO
   1-1:耐性化
   1-2:インフルエンザ菌
   1-3:環境由来のグラム陰性菌を患者さんに定着させない
   1-4:嫌気性菌
   1-5:黄色ブドウ球菌による肺炎の頻度
  
第Ⅱ章 肺炎の臨床像・診断
  細菌性肺炎の症状
  細菌性肺炎は急性の発症経過(chronology)
  健康成人における肺炎の症状
  高齢者肺炎の特徴
  胸痛
  バイタルサイン
  肺炎の診断:聴診 ①方法
  肺炎の診断:聴診 ②正常の呼吸音
  肺炎の診断:聴診 ③副雑音(adventitious lung sounds)
  肺炎の診断:聴診 ④肺炎患者さんの聴診所見
  肺炎の診断:胸部X線写真
  胸部X線写真(正面像)の読み方
  メタ認知:直感を躾ける~診断アプローチのtips ~
   MEMO
   2-1:抗菌薬は患者さんに投与するのではありません
   2-2:糖尿病患者における好中球の機能低下
   2-3:胸水の生理
   2-4:敗血症の評価
   2-5:fine crackle
  
第Ⅲ章 肺炎の治療
  抗菌薬の選び方
  β-ラクタム系抗菌薬
  β-ラクタム系抗菌薬 ①ペニシリン系抗菌薬
  β-ラクタム系抗菌薬 ②セファロスポリン(セフェム)系抗菌薬
  β-ラクタム系抗菌薬 ③カルバペネム系抗菌薬
  キノロン系抗菌薬
  マクロライド系抗菌薬およびミノサイクリン
  抗MRSA薬
  そのほかの抗菌薬
  治療の効果判定
  初期治療抗菌薬の選択:まとめ
   MEMO
   3-1:問題解決は上流で
   3-2:Lindy効果
   3-3:Availability Heuristics
   3-4:ESBL?
   3-5:中等症
   3-6:3日間
   3-7:高い生体利用率を活かすには
   3-8:抗菌薬 vs 抗ウイルス薬
   3-9:Intensity matching
  
第Ⅳ章 事例検討
  大葉性肺炎
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ①気管支肺炎
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ②誤嚥性肺炎
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ③マイコプラズマ感染症
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ④非定型肺炎(おそらくマイコプラズマ類縁感染症)
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ⑤肺結核
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ⑥細菌性肺炎
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ⑦肺結核
  プライマリケアで診療することの多い肺炎 ⑧肺結核
  嫌気性菌による肺炎 ①肺膿瘍
  嫌気性菌による肺炎 ②肺膿瘍(+胸膜炎)
  嫌気性菌による肺炎 ③肺膿瘍
  入院患者の肺炎≒誤嚥性肺炎 ①くも膜下出血後
  入院患者の誤嚥性肺炎 ②腹部大動脈グラフト置換術後
  入院患者の肺炎≒誤嚥性肺炎 ③両側人工股関節置換術後
  入院患者の肺炎≒誤嚥性肺炎 ④残膵摘出術後
  入院患者の肺炎≒誤嚥性肺炎 ⑤進行期舌がん
  入院患者の肺炎≒誤嚥性肺炎 ⑥肺気腫・関節リウマチ
  免疫抑制状態での肺炎の原因菌の考え方
  免疫抑制状態での肺炎の原因菌の考え方 ①ノカルジア感染症
   MEMO
   4-1:消去法
   4-2:Mental shortcut
   4-3:〜sis
   4-4:腸内細菌と肺炎
   4-5:three sides to every story
   4-6:CLDM
   4-7:Hindsight bias
   4-8:放線菌
   4-9:Bacterial adherence
   4-10:Silent evidence-based medicine
   4-11:Unknown unknowns
  
第Ⅴ章 REVIEW
  知識と想起
  症例問題
  
付録 抗菌薬の腎機能別投与量