糖尿病学 2026**診断と治療社/門脇 孝/978-4-7878-2774-6/9784787827746**

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11,000円(税込み)
編著
門脇 孝
出版社
診断と治療社
分野
糖尿病

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特集
新刊
書籍版 販売期間
2026/05/22~
JANコード
9784787827746
商品コード
9784787827746
発行 2026年5月
判型:B5判 164頁
ISBN 978-4-7878-2774-6

【編 集】
門脇 孝(国家公務員共済組合連合会 虎の門病院)
山内 敏正(東京大学大学院 医学系研究科 糖尿病・代謝内科)

糖尿病領域において,わが国の研究者・医師が主導した,優れた基礎研究,臨床・展開研究を集めた珠玉のイヤーブック.
今年は18編を収録.基礎研究では「RASのPI3Kαへの結合を促進する「分子接着剤」による糖取り込み増強作用」など病態の深い理解や将来の治療戦略を切り拓く可能性を秘めた9編を収録した.臨床研究・展開研究では「チルゼパチドによる日本人肥満症に対する臨床試験(SURMOUNT-J試験)」など実臨床に役立つ深い洞察を得られる9編を集めた.内科医・糖尿病専門医の必読書.

【目 次】
口絵
序文
執筆者一覧
  
基礎研究
1.RASのPI3Kαへの結合を促進する「分子接着剤」による糖取り込み増強作用
  はじめに
  研究の背景とコンセプト
  GLUT4スクリーニングから同定されたD223とD927
  PI3Kα?RAS相互作用の選択的増強
  構造解析:RAS?p110α界面での作用メカニズム
  PI3Kα活性化におよぼすRASファミリー間の寄与
  動物モデルにおけるインスリン様薬理作用と血糖改善
  まとめ
  
2.肝臓由来の分泌因子Activin Bが糖代謝を制御する新たな仕組み
  はじめに
  Activin Bの分子生物学的背景と栄養応答性
  Activin Bの細胞内シグナル活性化経路
  Activin Bの生理的役割
  Activin Bは複数のメカニズムで強力に糖代謝を改善する
  Activin BはFGF21産生を介してインスリン感受性の改善およびエネルギー消費の亢進を誘導する
  第2のメカニズム:グルカゴンシグナル抑制による糖産生抑制
  Activin Bによるグルカゴン変動がグルコース応答性インスリン分泌を規定する
  おわりに
  
3.運動強度に応じた基質選択的な肝糖新生の役割と制御
  はじめに
  運動強度に応じた主要な糖新生基質の使い分け
  肝糖新生経路の切り替えに伴う運動能の向上
  肝細胞の細胞質レドックス変化を介したグリセロール・乳酸からの糖新生亢進
  肝細胞の細胞質レドックス制御による運動能の亢進
  運動強度に応じた基質選択的な肝糖新生の変化とその制御
  おわりに
  
4.Wolfram症候群:膵β細胞脱分化によりインスリン依存性糖尿病を発症する
  はじめに
  Wolfram症候群におけるインスリン分泌不全とβ細胞脱分化
  β細胞脱分化における細胞内ストレスの役割
  脱分化β細胞におけるエネルギー代謝障害とTxnipの役割
  Wolfram症候群に対するGLP?1治療の可能性
  膵β細胞不全とβ細胞脱分化
  おわりに
  
5.液?液相分離(LLP)によるオートファジーの駆動機構
  はじめに
  主要Atgタンパク質とPAS
  PASはLLPで形成された液滴である
  PASはAtg8脂質化の反応場として機能する
  PAS液滴はAtg8修飾された膜小胞を取り込む
  おわりに
  
6.受精前プログラミング仮説(PfOHaD):受精前に起因する褐色脂肪の機能制御
  はじめに
  褐色脂肪の多様な熱産生機構
  ヒト褐色脂肪の個人差と生活習慣病リスク
  受精の時期が褐色脂肪の個人差を決める
  受精時期に起因する褐色脂肪の活性化とエネルギー消費量
  受精時期が肥満度に及ぼす影響
  経世代的制御の分子基盤
  おわりに
  
7.視床下部摂食中枢におけるFTOの働き
  はじめに
  FTOと肥満
  AgRPニューロンのFTOによる体重調節作用
  AgRPニューロンのFTOが脱メチル化するRNA
  FTOによるKif1aの選択的スプライシングの調節とその意義
  AgRPニューロンにおけるFTO?KIF1A経路の生理的意義
  おわりに
  
8.新規プレバイオティクス,水溶性酢酸セルロースによる抗肥満作用
  はじめに
  プレバイオティクスの効果には個人差がある
  水溶性酢酸セルロースは肥満や代謝異常を改善する
  水溶性酢酸セルロースは脂肪分解を促進し,糖分解を抑制する
  水溶性酢酸セルロースの代謝効果は腸内細菌依存的である
  酢酸はB.?thetaiotaomicronの増殖ならびに糖質消費を促進する
  今後の展開
  
9.呼吸器疾患と心代謝疾患における集団間の遺伝的異質性の解明
  はじめに
  呼吸器・免疫疾患と心血管代謝疾患のゲノムワイド関連解析(GWAS)
  ポリジェニック・リスク・スコア(PRS)とメタボロームの統合解析による疾患間の遺伝的関係の検証
  パスウェイPRS解析とシングルセル解析による疾患間で共通する生物学的メカニズムの探索
  おわりに
  
臨床研究・展開研究
10.1型糖尿病における急速進行群と緩徐進行群とその予測因子(TIDE?J研究)

  はじめに
  わが国に特徴的な1型糖尿病のサブタイプ
  TIDE?J研究の概要
  β細胞機能低下の軌跡:サブタイプ間の比較
  急性発症1型糖尿病の進展における多様性
  HLA遺伝子型による進行速度の層別化
  緩徐進行1型糖尿病における予測因子
  劇症1型糖尿病における予測因子
  臨床的意義と今後の展望
  おわりに
  
11.日本における単一遺伝子糖尿病の遺伝的・臨床的特徴
  はじめに
  単一遺伝子糖尿病の分類とわが国における診療上の課題
  わが国の全国調査からみた単一遺伝子糖尿病の実態
  大規模集団データに基づく最新の知見
  おわりに
  
12.女性の低体重/低栄養症候群(FUS):糖代謝異常との接点
  はじめに
  低体重/低栄養症候群(FUS)とは
  低体重や痩せ願望をもたらす背景
  女性の低体重/低栄養と関連する病態
  痩せた若年女性における耐糖能異常とその機序
  女性の低体重/低栄養症候群(FUS)の定義
  5型糖尿病の概念と女性の低体重/低栄養症候群(FUS)との接点
  女性の低体重/低栄養症候群(FUS)に対する予防・介入と今後の展望
  おわりに
  
13.糖尿病のサルコペニアバイオマーカー:最近の動向
  はじめに
  糖尿病とサルコペニア
  サルコペニアのバイオマーカー:筋量・筋機能・身体機能の評価
  新規メカニズムと将来の展望
  尿中タイチンとサルコペニア
  おわりに
  
14.JDCP Studyからみえた2型糖尿病患者の食事摂取状況の実態およびナトリウム・カリウム摂取量と心血管疾患発症リスクの関係
  はじめに
  JDCP Studyからみえた2型糖尿病患者の食事摂取状況の実態
  JDCP Studyからみえた2型糖尿病患者のカリウムおよびナトリウム摂取量と心血管疾患発症リスクとの関連
  おわりに
  
15.糖尿病治療における治療アドヒアランスと心血管疾患リスク:診療報酬明細データベースを用いた後ろ向きコホート研究
  はじめに
  糖尿病をもつ人における受診アドヒアランスの課題
  糖尿病をもつ人における受診アドヒアランスと予後との関連
  糖尿病治療における受診アドヒアランスと心血管疾患リスク:研究デザインと対象集団
  結果の概要
  考察
  おわりに
  
16.高齢者糖尿病における認知機能低下予防を目的とした多因子介入の効果検証:大脳白質病変の有無に基づくサブグループ解析(J?MIND?Diabetes研究)
  はじめに
  方法
  結果
  考察と結論
  
17.Four Pillars時代の糖尿病関連腎臓病治療とCONFIDENCE試験
  はじめに
  糖尿病関連腎臓病(DKD)の定義や最近の話題
  糖尿病関連腎臓病(DKD)治療のFour Pillars
  糖尿病関連腎臓病(DKD)に対する併用療法と迅速導入の必要性
  CONFIDENCE試験
  おわりに
  
18.チルゼパチドによる日本人肥満症に対する臨床試験(SURMOUNT?J試験)
  SURMOUNT?Jが行われた背景
  SURMOUNT?J試験の目的,対象,方法
  結果
  考察