• HOME
  • 薬学
  • 薬学
  • 薬剤師が知りたい 重い疾患とともに生きる子どもの在宅医療徹底入門**メジカルビュー社/石川 洋一/978-4-7583-2452-6/9784758324526**

薬剤師が知りたい 重い疾患とともに生きる子どもの在宅医療徹底入門**メジカルビュー社/石川 洋一/978-4-7583-2452-6/9784758324526**

販売価格
4,620円(税込み)
Introduction to Pediatric Home Care Medicine for Pharmacists
編著
石川 洋一
出版社
メジカルビュー社
分野
薬学

数量

特集
新刊
販売期間
2026/06/01~
商品コード
9784758324526
発行 2026年6月
判型:A5判 320頁
ISBN 978-4-7583-2452-6

編集:石川 洋一 / 川名 三知代

在宅での不安を解消! 子どものハイリスク薬,医療機器の基本を学んでいざ実践へ!!

小児在宅医療で知っておくべきハイリスク薬や医療機器について基本から学べる入門書。重度の疾患をもつ子ども特有の薬剤について,疾患別に解説しながら調剤の工夫だけでなく子どもの成長や生活に根差した薬学ケア,在宅移行の手順・連携,家族との関わりを具体的に示し,薬局薬剤師にとって実践的な内容を提示した。在宅において必要となる医療機器についても在宅療法別に構成し基本と実践,薬剤との関連などを解説した。病院と薬局の薬薬連携,成人期移行,小児製剤の課題などにも言及し,重度の疾患をもつ子どもの医療を取り巻く状況を俯瞰し,実践に活かせるように構成されている。子どもの「お家に帰りたい」,その家族の「家に連れて帰りたい」を支える薬剤師のための必携の1冊。

【目 次】
1章 重篤な疾患を抱える子どもの現状
 1.重篤な疾患を抱える子どもの医療
  1)小児医療の進歩とその成果
  2)病気や障害をもって地域で療養する小児患者の増加
  3)地域医療・在宅医療での小児薬物療法のハイリスク化
  4)小児専門医療機関と地域薬局薬剤師の連携の重要性
  5)病院薬剤師・地域薬局薬剤師の小児在宅医療に対する「専門性」向上への期待
 2.小児用医薬品をとりまく課題
  1)小児適応拡大への動向
  2)求められる小児用剤形について
  3)小児用剤形の開発
  4)薬剤師に求められること
 3.小児在宅医療の課題
  1)「家に帰る」という願いと制度的課題
  2)「家族として当たり前に暮らしたい」という願いと家族の抱える課題
  3)「あきらめたくない」という願いと薬物療法の課題
 
2章 医療的ケア児の現状
 1.重篤な疾患を抱える小児を支える法制度的枠組みと課題
  1)1960年代:重症心身障害児の制度化
  2)1980~1990年代:NICUの発展と医療依存度評価(超重症児・準超重症児)の導入
  3)2000年代:在宅医療の拡大と「医療的ケア児」の顕在化
  4)2010年代:医療的ケア児という概念の制度化へ
  5)2020年代:医療的ケア児支援法の成立と新医療的ケアスコア
  6今後の課題:制度の狭間にいる子どもたち
 2.医療的ケア児を取り巻く社会的背景と薬剤師が担うべき役割
  1)医療的ケア児を支える社会的支援体制の変遷と現状
  2)希少疾患と特殊な投与経路が重なる,高度な薬物療法
  3)薬剤師の関わりの重要性
 
3章 薬剤師の多施設多職種連携
 1.病院から在宅へ,そして地域へ
  1)入院時における多職種連携
  2)在宅移行に伴う課題の検討
  3)小児における薬薬連携の重要性と課題
 2.退院後の在宅移行における情報共有の重要性
  1)医療的ケアを要する子どもにおける薬物治療の特殊性
  2)介入が難しいと思われがちな理由と薬薬連携が求められる背景
  3)病院薬剤師から薬局薬剤師への橋渡し
  4)子ども版薬剤管理サマリーという共通言語
  5)小児在宅医療においてみえてきた薬物治療の課題
  6)双方向の薬薬連携の重要性
  7)薬局薬剤師の介入が生活を支えた事例
 3.地域薬剤師と病院薬剤師の協働
  1)医療的ケア児を取り巻く現状
  2)子どもの在宅医療における薬物療法の特徴
  3)病院薬剤師の役割:在宅移行を見据えた関わり
  4)薬局薬剤師の役割:日常生活に寄り添う支援
  5)症例ベースで考える薬剤師の関わり
  6)病院薬剤師と薬局薬剤師の協働の意義
 4.地域での多職種連携
  1)小児在宅医療における多職種の関わり
  2)薬局薬剤師の役割と多職種連携ツール:ICTを活用した連携の実際
  3)カンファレンスでの多職種連携
  4)薬剤師がつなぐ,小児在宅の未来
 5.成人期移行を支える薬学的ケアと地域まで含めたチーム医療
  1)移行期支援
  2重篤な疾患をもつ子どもの移行期支援
  3)地域での支援を継続するために
  4)薬剤師の成人期移行への関わり
 
4章 在宅療法各論:医療デバイスの基本と薬物療法
 1.呼吸管理
  1)気道クリアランス
   (1)なぜ呼吸は悪くなるのか
   (2)呼吸障害の連鎖を動かしているのは何か
   (3)排痰はどのように成立しているのか
   (4)線毛運動と咳嗽の役割
   (5)各医療デバイスと構造上の留意点
   (6)人工呼吸器の構造と機能
   (7)吸入療法
   (8)吸引管理
   (9)排痰補助装置
   (10)排痰管理の統合的視点
  2)酸素吸入
   (1)酸素投与の目的
   (2)酸素吸入を理解するための基礎知識
   (3)低酸素血症を引き起こす病態生理
   (4)酸素投与が必要となる状態
   (5)酸素投与を必要とする理由
   (6)酸素投与法
   (7)在宅で酸素投与時の確認事項
  3)吸引・排痰療法
   (1)吸引の目的
   (2)吸引を理解するための基礎知識
   (3)在宅で吸引・排痰療法実施の際の確認事項
 2.栄養管理
  1)中心静脈栄養管理
   (1)在宅中心静脈栄養とその必要性
   (2)中心静脈栄養の組成
   (3)中心静脈栄養に必要なデバイス
   (4)中心静脈栄養の在宅管理
   (5)中心静脈栄養の社会的枠組み:在宅医療で処方が可能な注射薬
  2)経管栄養管理
   (1)カテーテルの基礎知識
   (2)経管栄養に使われるデバイス
   (3)ENシリンジについて
   (4)薬剤とそれぞれのデバイスについて
   (5)経腸栄養剤について
   (6)在宅で患者や家族が行う医療的ケア
 3.排泄ケア
  1)導尿
   (1)子どもの在宅医療における導尿の必要性
   (2)子どものCI(S)Cの基礎知識
   (3)下部尿路管理を要する病態・疾患
   (4)CI(S)Cのケア
  2)ストーマ
   (1)ストーマの基礎知識
   (2)在宅で家族が行うストーマケアの実際
 4.腹膜透析
  1)日本における慢性透析と子どもの現状
  2)子どもにおける腎機能評価と透析導入基準
  3)腹膜透析の仕組み
  4)腹膜透析の種類と方法
  5)腹膜透析の具体的処方
  6)PD関連感染症
  7)腹膜透析に伴うその他の合併症とトラブル
  8)在宅腹膜透析管理における家族支援
 5.PCAポンプ
  1)PCAポンプの種類と関連物品
  2)在宅でPCAポンプを使用する際の注意点
  3)PCAポンプを使用したブリナツモマブの投与
 6.薬物分子の「デバイス」内動態の制御
  1)医薬品とデバイス材質の相互作用
  2)吸入デバイスにおける物理化学的相互作用と懸濁液の霧化
 7.小児用経口製剤の製剤的な問題と解決へのアプローチ
  1)なぜ小児製剤は特殊なのか
  2)小児の消化管生理機能と製剤設計の基礎
  3)各種剤形における製剤学的課題と最新トレンド
  4)添加剤の安全性とリスクアセスメント
  5)受容性(acceptability)と嗜好性(palatability):服薬アドヒアランスの鍵
  6)在宅医療における投与・調製の実際:チューブ投与の問題
  7)規制動向とドラッグ・ロスへの対応:未来への展望
 
5章 主な疾患と薬物療法
 1.重症心身障害児の合併症と薬物療法
  1)てんかん
   (1)てんかん一般と重症心身障害児における特徴
   (2)てんかん発作が起きる脳内メカニズム
   (3)重症心身障害児における合併症と薬物療法の視点
   (4)主な薬剤:ASMの歴史,作用機序
   (5)定期投与薬
   (6)臨時投与薬
   (7)重症心身障害児のてんかん診療における在宅移行時の留意点と治療目標
  2)筋緊張コントロール
   (1)重篤な疾患を抱える子どもと筋緊張の関係
   (2)筋緊張の病態生理と診断アプローチ
   (3)筋緊張の治療戦略:全体像と非薬物療法
   (4)筋緊張の薬物療法:種類と特性
   (5)筋緊張の薬物療法:調整の原則と患者家族への説明
   (6)事例から学ぶ筋緊張コントロールの実際(Aちゃん事例の総括)
  3)睡眠障害
   (1)なぜ在宅医療において睡眠障害のケアが重要なのか
   (2)合併症としての睡眠障害:重篤な疾患における症状の概要
   (3)小児在宅医療で用いられる主な薬剤と使い分け
   (4)薬剤投与時の留意点
   (5)在宅移行時の留意点・事例
  4)喘息
   (1)喘息の病態と症状・基本治療
   (2)重症の子どもの喘息における診断・治療の実態
   (3)重症の子どもにおける喘息管理
   (4)在宅移行時の留意点
  5)経腸栄養
   (1)小児の栄養に関して
   (2)医療的ケア児の栄養投与量の考え方
   (3)投与経路の選択
   (4)投与時間
   (5)胃残の見方
   (6)栄養剤の選択
   (7)欠乏しがちな栄養素(セレン・カルニチン・必須脂肪酸)
   (8)便秘・下痢・胃食道逆流症
 2.短腸症候群の在宅栄養管理(小児HPNを中心に) 
  1)短腸症候群の概要
  2)栄養治療計画
  3)家族指導と準備
  4)栄養治療の合併症
  5)中心静脈栄養離脱に向けて
  6)小児在宅医療の課題
  7)HPNを施行した小児SBSの自験例
 3.小児腎疾患の在宅医療(腹膜透析・腎移植後を中心に)
  1)小児腎疾患の在宅医療と薬剤師の役割
  2)腹膜透析(PD)の在宅医療:薬剤師が関与すべき実務
  3)便秘・体液量とPDカテーテルトラブル
  4)在宅で役立つチェックポイントと家族への「5つの約束」
 4.小児の疼痛緩和ケア
  1)薬剤師が知っておきたい小児緩和ケアの基本
   (1)「子どもを主語に」した緩和ケア
   (2)子どもの苦痛症状に気づき,評価する
   (3)特有の苦痛症状へのアプローチ
   (4)意思決定支援
   (5)子どものこえを聴くことができる薬剤師の役割
  2)小児がん患者の在宅緩和ケア
   (1)小児がん診療の進歩と在宅緩和ケアの意義
   (2)疾患別の軌跡と在宅ケアのニーズ
   (3)在宅における特有の苦痛症状と管理
   (4)終末期におけるコミュニケーション