世界基準と比べてわかる こどものおなかの診かた,考えかた**中外医学社/吉年 俊文/978-4-498-24516-7/9784498245167**

販売価格
6,600円(税込み)
編著
吉年 俊文(シンシナティ小児病院 消化器肝臓栄養部門)
出版社
中外医学社
分野
小児科学一般

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特集
新刊
販売期間
2026/06/17~
商品コード
9784498245167
発行 2026年6月
判型:A5判 304頁
ISBN 978-4-498-24516-7

やさしく読めるのに,中身は本格派!

著者が北米トップ小児病院で培った視点と日本・北米・欧州ガイドラインを踏まえて,こどもの腹部診療を徹底解説しました.症状の見方,危険なサイン,検査の考え方,説明の仕方など,断片的になりがちな知識をひとつにつなげ,臨床で使える“型”を多数そろえました.こどもの腹痛で迷うことはもうありません.外来でも,救急でも,最初に頼れる世界基準がここにはあります.

【目 次】
はじめに
  1)本書の目的と特徴
  2)小児消化器診療の基本理念

I 総論:診察・評価・基本手技
 1.問診のポイント
  1)小児診療で問診が最重要視される理由と2段階アプローチ
  2)年齢・発達段階による特徴的な問診のコツ
  3)これだけは聞き逃せない問診の基本項目
  4)症状日誌(排便日誌など)の活用方法
 2.身体診察
  1)身体診察の基本
  2)発達段階に応じた患児とのコミュニケーション法
  3)身長・体重・BMI・成長曲線,そして体組成も測定
  4)NFPEと腹部診察
 3.検査の解釈
  1)血液検査の基本的な考え方
  2)画像検査の基礎知識(腹部超音波検査,CT,MRI,造影検査など)
  3)機能検査の概要(HRM,impedance monitor,EndoflipTMなど)
 4.消化管内視鏡検査・肝生検の適応・手技と注意点
  1)小児における消化管内視鏡(EGD/CS)の適応と準備
  2)小児内視鏡における鎮静法の実践
  3)肝生検の適応・合併症・施行時のポイント

II 小児の主訴・症候で学ぶ消化器疾患アプローチ
 1.異物誤飲
  症例:コイン? ボタン電池? 何かを飲んだ4歳女児
 2.腹痛
  症例:朝からの泣き叫ぶ腹痛,6歳男児
 3.消化管出血
  症例:3週間前からの下痢と血便,7歳女児
 4.繰り返す嘔吐
  症例:2か月ほど前からの食後頻回の嘔吐,15歳女性
 5.便通異常
  症例:3週間続く水様性下痢,14か月男児
 6.体重減少・成長障害
  症例:るい痩が目立ってきた脳性麻痺の5歳男児
 7.ALT値が偶然にも高値(chance LFD)への対応
  症例:服薬状況下でALTが上昇を続ける,14歳男児
 8.乳児期黄疸
  症例:眼球黄染の持続,生後25日男児
 9.嚥下障害・ARFIDへのアプローチ
  症例:食事中の食べ物の詰まり,胸痛,12歳男児

III 各論:疾患・病態別
 1.機能性消化管疾患
  1)機能性ディスペプシア
   症例:8週間前からの心窩部痛とゲップ,12歳女児
  2)過敏性腸症候群(IBS)
   症例:半年前からの腹痛,12歳女児
  3)機能性便秘・便失禁
   症例:改善しない便秘,6歳男児
  4)周期性嘔吐症
   症例:1年に6回の激しい悪心・嘔吐,7歳男児
  5)Rumination syndrome
   症例:2か月ほど前からの食後頻回の嘔吐,15歳女性
 2.消化管感染症 ウイルス性腸炎,細菌性腸炎,Clostridioides difficile腸炎を中心に
  症例:経口抗菌薬内服後に腹痛・下痢が増悪した5歳女児
 3.食道疾患 164
  1)胃食道逆流・逆流性食道炎
   症例:毎食ごとの嘔吐,軽快後の食後の喉の痛み,2歳女児
  2)好酸球性食道炎
   症例:小児喘息の既往,食事中に食べ物が詰まる,14歳女児
 4.胃・十二指腸疾患 胃潰瘍・十二指腸潰瘍,
  Helicobacter pylori関連疾患 180
  症例:食後の心窩部痛,H. pyloriとの関係は? 15歳女児
 5.小腸・大腸疾患
  1—A.炎症性腸疾患(IBD) 概観
   症例:改善しない下肢湿疹,2週間前からの腹痛,下痢,14歳女児
  1—B.炎症性腸疾患(IBD) クローン病
  1—C.炎症性腸疾患(IBD) 潰瘍性大腸炎
   症例:1週間続く粘血便を伴う下痢,腹痛,4歳女児
  1—D.炎症性腸疾患(IBD) VEO—IBD
   症例:生後10か月からの下痢・血便,肛門病変の6か月男児
  2)メッケル憩室
   症例:1週間持続する暗黒色便,2歳男児
  3)IgA血管炎
   症例:泣き叫ぶ腹痛,耳たぶの紫斑,5歳男児
  4)好酸球性胃腸炎
   症例:小児喘息の既往,半年前からの心窩部痛にPPIでの
   改善がない10歳女児
 6.小児消化管の外科的疾患
  1)胃軸捻転・腸回転異常
   症例:過食後30分の急激な下腹部痛,嘔吐,4歳女児
  2)腸重積
   症例:30分おきの間欠的啼泣と血便,2歳男児
 7.消化管アレルギー(FPIESとは?) 
  新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
  症例:ミルク哺乳後のショック状態,5か月女児
 8.膵疾患 急性膵炎
  症例:急激な嘔吐と心窩部痛,急性膵炎の既往がある12歳男児
 9.肝疾患
  1)急性肝炎・肝不全
   症例:1週間ほど前からの下肢の浮腫,昨日からの眼球黄染,12歳男児
  2)脂肪肝(MASLD)
   症例:生活指導でALTが改善しない,BMI 35の15歳男児
  3)薬物性肝障害(DILI)
   症例:アモキシシリン・クラブラン酸使用中に  ALT,γGTP高値を示した,8歳男児
主要文献・ガイドライン/コンセンサスステートメント

COLUMN
  1)カナダ・トロントの臨床留学事情
  2)アメリカの臨床留学事情
  3)鎮痛薬としてアセトアミノフェンの使用量が少量すぎませんか?
  4)MALS(median arcuate ligament syndrome)とは?
  5)生後3か月未満の遷延性下痢
  6)SIBO(small intestinal bacterial overgrowth)とは?
  7)PICU入室したら予防的にPPIを投与する?
  8)好酸球性胃腸炎と消化管アレルギーの違い?
  9)日本の静脈脂肪製剤は遅れている?