医療者のための生成AIリテラシーテキスト**医学書院/永井 翔/978-4-260-06677-8/9784260066778**

販売価格
3,300円(税込み)
教える人・学ぶ人のための実践ガイド
編著
永井 翔
出版社
医学書院
分野
医学情報学

数量

特集
新刊
販売期間
2026/10/16~
商品コード
9784260066778
発行 2026年10月
判型:B5判 308頁
ISBN 978-4-260-06677-8

編著:永井 翔
著:児玉 悠希 / 近藤 猛 / 髙橋 宏瑞 / 鋪野 紀好
法律監修:浅原 弘明

生成AIを安全・適切に使うためのリテラシーを、指導者と学習者が共有する

AI時代の医療系教育では、生成AIをどのように活用し、どのような使い方に注意すべきかが問われている。本書は、生成AIの仕組みと限界、個人情報や著作権、研究倫理などの基礎(リテラシー)を踏まえ、授業設計、教材作成、実習の振り返り、研究支援、学生指導など、教育・研究における多彩な活用法を整理する。AIに思考や判断を委ねるのではなく、「考える力」を育てる支援ツールとして活用するための実践的テキスト。

【目 次】
序

第1部 基礎編:生成AIを安全に使うための基本ルール
 第1章 生成AIの基本
  1 生成AIの基本的な仕組み
  2 医療系の学習で生成AIを使うメリットと注意点
  3 主要な生成AIサービスの特徴と選び方
  4 AIで実施してよいこと,してはならないこと
 第2章 効果的なAIへの質問:プロンプト入門
  1 プロンプト
  2 マークダウン記法
  3 プロンプトの基本型:役割,課題,出力形式(RTF)
  4 安全な質問の作り方(SAFEの原則)
 第3章 生成AI利用のルールと禁止事項
  1 絶対禁止の使い方
  2 確認を要する使い方
  3 比較的利用しやすい学習支援(所属機関のルールに従う)
 第4章 プライバシーとセキュリティの基本
  1 個人情報を守るポイント
  2 匿名化と情報の安全な取り扱い
  3 海外サーバーへのデータ送信(越境移転)の注意点
  4 個人情報保護の基本
  5 病院・実習先でのAI利用とルール
 第5章 生成AIリテラシーの基本
  1 生成AIの限界
  2 情報の正確性の確認(ファクトチェック)
  3 プロンプトインジェクションとその対策
  4 生成AIと学術的誠実さ
 第6章 知っておくべき法律と制度
  1 著作権とAI
  2 医療機器プログラム(SaMD)と汎用生成AI
  3 医療現場でのAI利用の現状と課題
  4 教育・学習目的におけるAI利用の注意点

第2部 教育編:授業に生成AIを取り入れてAIリテラシーを育てる
 第7章 授業準備での活用法
  1 生成AIを授業準備に取り入れる前に考えること
  2 授業計画立案の支援
  3 教材作成の支援
  4 模擬症例作成の支援
 第8章 課題・評価設計での活用法
  1 生成AIを課題・評価設計に取り入れる前に考えること
  2 試験問題作成のAI支援
  3 レポート・課題設計の支援
  4 授業でのAI利用ルールの設定と運用
 第9章 学習者のAIリテラシーを育てる
  1 AIリテラシー指導の前に考えること
  2 医療系教育に特有の情報リスクと指導
  3 AI出力に対する批判的評価力を育てる

第3部 実習編:生成AIで実習の学びを安全に深める
 第10章 実習前の準備学習
  1 実習の学びを安全に深めるために生成AIを使うには
  2 実習の学習目的に沿ったAI活用と安全な質問文の作り方
  3 架空症例の作り方と教育利用
 第11章 実習中の学習支援
  1 実習の経験を一般化して臨床推論を深める
 第12章 実習後の振り返り
  1 安全な振り返りの方法
  2 学習の到達度・定着度のチェック
  3 成長課題の発見と学習課題への接続
  4 学習計画の作成
  5 実習で得た情報を誤って入力した場合の初動対応

第4部 研究編:医学研究・論文執筆での生成AI活用と教育
 第13章 論文を読む力を高める
  1 論文の要点を理解する
  2 論文のデータを適切に解釈する
  3 論文と建設的に対話する
 第14章 研究準備への活用
  1 研究テーマを明確にする
  2 研究の問いを整理する
  3 文献検索のキーワード選定
 第15章 論文作成での適切な活用
  1 量的研究での活用
  2 質的研究での活用
  3 査読や発表で想定される指摘や質疑への対応
  4 AI利用の開示方法
  5 AIは著者になれない原則(ICMJE基準)

第5部 コミュニケーション編:生成AIとの適切な関係の築き方
 第16章 AIの迎合性を踏まえた使い方
  1 AIがもつ迎合性
  2 迎合の見分け方と対処
  3 医療者教育における人間の役割とAIの立ち位置