分子生物学講義中継 Part2**羊土社/井出 利憲/9784897068763**

販売価格
4,070円(税込み)
細胞の増殖とシグナル伝達の細胞生物学を学ぼう
編著
井出 利憲
出版社
羊土社
分野
 
生物学・分子生物学

数量

販売期間
2003/12/01~
商品コード
9784897068763
発行 2003年12月
ISBN 978-4-89706-876-3
学生から教授にまで大好評で「続きはまだ?」のリクエストが多いベストセラーのPart2がついに発行!生物学的背景から最新の分子生物学までを,著者独特の視点と親しみやすい語り口で講義します.Part2では,細胞増殖を例に,シグナルの授受から性質の変化が起こるまでをわかりやすく解説!

1日目 生き物らしさを支えるシグナル伝達I.シグナル伝達とは?1.刺激に対する応答は生物の特徴/2.何が生物として特徴的なのだろう/3.個体における刺激の受容とシグナル伝達/4.細胞におけるシグナル伝達 II.代表的な細胞内シグナル伝達系1.チロシンキナーゼ型受容体/2.7回膜貫通型受容体/3.イオンチャネル型受容体/4.核内受容体III.視覚という1つの例1.桿体細胞と錐体細胞/2.光受容体はロドプシン/3.膜の興奮2日目 細胞間のシグナルを伝達する因子I.細胞間のシグナルを伝達する因子はたくさんあるII.サイトカインというもの1.リガンドとしてのサイトカイン類/2.サイトカイン受容体とシグナル伝達/3.増殖因子ファミリー3日目 シグナル伝達の流れを細胞増殖を例に理解するI.ヒト体内細胞の増殖1.生理的再生系組織(physiologically renewal system)/2.条件再生系組織(conditionally renewal system)/3.非再生系組織(non-renewal system)II.増殖因子受容体からの細胞内シグナル伝達1.受容体の活性化/2.Gタンパク質の活性化/3.MAPKカスケード/4.イノシトールリン脂質の変化/5.PI3Kの活性化/6.シグナルを負に制御するもの/7.転写活性化/8.DNA合成までに起きることここまでのまとめ1.一通り筋書きを追いかけたけれども/2.増殖因子は同じでも下流シグナルは同じとは限らない 4日目 細胞をとりまく環境?細胞接着と細胞骨格I.細胞接着1.多細胞生物では増殖抑制状態が基本/2.体内の組織を分類する/3.支持組織の特徴は細胞間基質が多いこと/4.上皮組織の特徴はタイトに接着していること/5.線維芽細胞だって基質の中でふわふわ浮いているわけではない/6.基質分子の受容体インテグリンファミリー/7.互いによく接着している細胞は増殖に抵抗する/8.基質との接着は増殖調節に重要である/9.細胞接着の制御とシグナルII.細胞骨格1.微小管/2.アクチン線維/3.中間径線維 5日目 細胞周期を1廻りするI.細胞周期概論1.細胞周期とは/2.細胞周期進行を司る分子群II.細胞周期の各期で起きること1.G1期からS期への進行で起きること/2.S期で起きること/3.G2期からM期への進行で起きること/4.M期で起きること6日目 細胞周期の制御と監視I.タンパク質分解の重要性1.ユビキチンとユビキチン化酵素群/2.プロテアソームII.細胞周期の監視点1.G1期チェックポイント/2.S期チェックポイント/3.G2期チェックポイント/4.M期(スピンドル)チェックポイント/5.細胞周期はドミノ倒しではなくcheck and goだ/6.G1期やG2期は必要なのだろうかIII.細胞増殖制御の全体像と研究の進め方1.細部にわたって研究が進んでいるところ/2.研究が進んでいないところ【コラム】微弱な信号を受信し変換する能力1?音を聞き分けるということ微弱な信号を受信し変換する能力2?サイコキネシスの可能性微弱な信号を受信し変換する能力3?テレパシーの可能性組織まで知らなくてもいいんじゃない?パーキンソン病の原因遺伝子もユビキチンリガーゼどこでどういう研究をするかproblem solver と problem finder他,多数