プライマリ**医学書院/松村真司/9784260006798**

販売価格
2,420円(税込み)
地域へむかう医師のために
編著
松村真司
出版社
医学書院
分野
 
プライマリケア医学

数量

販売期間
2008/06/01~
商品コード
9784260006798
発行 2008年6月
ISBN 978-4-260-00679-8
「家庭医」「プライマリケア」「総合医」「地域診療」「かかりつけ医」、新しい言葉は数あれど、日本にはいつだって“赤ひげ”がいた。総合医時代の到来を控え、日本のジェネラリスト黎明期を模索してきた俊英も不惑を過ぎ、その積もる思いを遂に吐露するときが来た。若手じゃなくなってゆく世代に“普通であり続ける”ことを語る畢生の1冊。

プライマリでいこう新着メールあり序-ふたたび,路上へPart1 午前中は往診へ “ようこそここへ”第1章 人間を診る-患者の後ろにある情報・テーマを踏まえて診療する “患者の社会背景をよく理解して,人間として診療する” 「社会歴」をひらいてみれば 「家族」中心のファミリー・メディシン わたしはこういう者ですが,あなたはどんな人ですか あなたはどこから来たのですか。なぜここに来たのですか [A.患者の受療目的をつかむ] あなたにとって,今回の来院のきっかけになったことは,なぜ問題なのですか [B.患者の受療行動を探る] あなたはどんな生活をして,どんな家族がいるのですか [C.患者の潜在ニーズを探る] あなたの家族やあなたの周辺の人たちは,どのような背景・文化を 持っている人たちなのですか [D.患者のバックグラウンドを探る] 患者を知ること,自分を知られることPart2 訪問診療-前篇 “いつまでも若く”第2章 地域を基盤とした診療を行う 地域の医療・介護・福祉の資源について [知識を持ち,ネットワークを築く] 集団を対象とした医学 [ポピュレーション・ストラテジーを学ぶ] 地域に関する地理・歴史・文化を学ぶ 地域の医療情報について [情報提供・供給の窓口を持つ]Part3 訪問診療-後篇 “ミスター・タンブリング・マン”第3章 コミュニケーション―ことばは難しい,だけど大事(こころはもっと大事)― 地域での診療においてコミュニケーション・スキルが重要な理由 地域医療コミュニケーションの3つの方向性 より困難な状況に挑む スタッフ間,医師や他の医療職,地域の人々とのコミュニケーションPart4 午後は休憩 “コーヒーをもう一杯”[幕間のクロストーク] ジェネラリストであり続けるためにPart5 トーク傍聴後 “本当にほしいものは何?”Part6 夜は外来-前篇 “ふたたび,路上へ”第4章 的確な診療情報を入手する Evidence-based Medicine(EBM) 情報管理 批判的吟味(critical appraisal)Part7 夜は外来-後篇 “ブルーにこんがらがって”第5章 みずからの診療を維持・向上させる-生涯学習と評価 振り返りと問題意識 学習方法 評価 教育Part8 学会場にて “わが道を行く”第6章 自分を保ち続けるために 地域に出るその前に あいまいさに耐え,バランスを保つこととは 患者がそこにいる限り,そこに問題がある限り 最後にたどりつくのはPart9 学会参加の後で “見張り塔からずっと”年賀状Bonus Trackあとがき