炎症性腸疾患**医学書院/日比紀文(慶應義塾大学教授・消化器内科)/9784260010078**

販売価格
14,300円(税込み)
編著
日比紀文(慶應義塾大学教授・消化器内科)
出版社
医学書院
分野
 
胃・腸

数量

販売期間
2010/10/13~
商品コード
9784260010078
発行 2010年10月
ISBN 978-4-260-01007-8
炎症性腸疾患の知見を集大成!

炎症性腸疾患(IBD:潰瘍性大腸炎とクローン病)は、近年患者数が増加の一途をたどっており、いまや専門医のみならず、消化管領域に携わるすべての医師にとってその全体像を正しく知っておくことが必須の状況となってきている。本書は、本邦のIBD研究をリードしてきた厚労省研究班(日比班)のメンバーにより、基礎から臨床まで今現在におけるすべての知見を集大成した決定版。

目次
第1章 臨床像
症状および経過/血液・生化学所見/分類(病型,重症度など)/腸管外合併症/長期予後/炎症性腸疾患とQOL
第2章 診断
診断基準/診断手順/X線診断/内視鏡診断/CT・MRI診断/新しい診断手技/鑑別診断/癌化・dysplasiaのサーベイランス/潰瘍性大腸炎関連腫瘍における拡大内視鏡検査
第3章 内科的治療
重症度・病勢の把握,評価/治療のストラテジー,治療指針/内科的治療に用いられる薬物,治療法(特徴と副作用)/潰瘍性大腸炎に対する内科的治療の実際/クローン病に対する内科的治療の実際/診療ガイドラインの開発と適用/小児に対する治療,治療指針/妊娠に対する指導と治療の実際/合併症に対する治療/新しい治療薬/患者に対する栄養・生活指導
第4章 外科的治療
手術適応/潰瘍性大腸炎に対する手術/術後pouchitisの診断と治療/クローン病に対する手術/腹腔鏡下手術/クローン病肛門病変の治療/癌化例に対する外科治療/外科的治療の合併症と問題点
第5章 病理
病理所見と病理診断/生検所見と生検診断/鑑別診断/癌化
第6章 疫学
有病率・発病率・死亡率/年齢・臨床経過別頻度/地域別発病率/家族内発病頻度/発症因子としての生活因子/小児の疫学
第7章 病因・病態
総論,歴史的経緯/病原微生物による感染論/免疫学的異常/神経・内分泌的因子/血流障害,微小循環障害の関与/疾患関連遺伝子/IBDの動物実験モデル/発症機序に関する集学的考察/炎症性腸疾患と粘膜上皮再生/炎症性腸疾患における癌化機序