認知症 臨床の最前線**医歯薬出版/池田学(熊本大学大学院教授)/9784263213940**

販売価格
7,700円(税込み)
編著
池田学(熊本大学大学院教授)
出版社
医歯薬出版
分野
 
脳神経科学・神経内科学

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販売期間
2012/02/01~
商品コード
9784263213940
発行 2012年2月
ISBN 978-4-263-21394-0
認知症を疑う患者さんを目の前にしたとき,医師はまず症状の進行度を見極め,対応を急ぐべきかを判断する必要がある.そして原因疾患とともに,認知症のタイプを的確に診断することが,その後の治療・ケアには不可欠である.
本書は,認知症の正しい診断と治療・ケアを目指し,第一線の執筆陣によりまとめられた.2011年に適応となった新治療薬を含む薬物療法の使い分け,自動車運転の対策など最新臨床をふまえており,医師・医療スタッフにとって決定版となる一冊である.
各章の内容I.基本知識→“認知症の疫学”と“背景疾患の病理”を豊富な図・写真をまじえて解説.II.原因疾患別の認知症-病態理解と研究の進歩→病態理解を目指した丁寧な解説とともに,最新知見を紹介.III.検査・診断→画像診断,神経心理学検査の方法と解釈,また認知症ケアにあたって注目される精神症状・重症度・介護負担尺度を詳説.IV.診察の進め方→特に類似の状態像との鑑別をはじめ,患者さん・家族から何を聴きとるのかを解説.V.治療とケア→アルツハイマー病の新治療薬をはじめ,薬物療法の効果,使い分け,注意点を解説.また症例をもとに原因疾患別の看護・ケアの実践を紹介.VI.社会資源と社会支援の活用→地域における支援体制のいかしかた,自動車運転への対応,主治医意見書の書き方など,医師として知っておくべき情報を提示.
そのほかにトピックスとして,「性的逸脱行動」「食行動の問題」など困難例への対策とともに,「認知症疾患医療センター」「講習予備検査」など,最新の情報が紹介されている.

<認知症医療の新展開―序論にかえて>【基本知識】 認知症の疫学 背景疾患の病理【原因疾患別の認知症―病態理解と研究の進歩】 アルツハイマー病 血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭葉変性症 特発性正常圧水頭症と慢性硬膜下血腫 皮質基底核変性症と進行性核上性麻痺 外傷性認知症(外傷による高次脳機能障害と認知症)【検査・診断】 画像診断―CTとMRI 画像診断―PETとSPECT 神経心理学的検査 精神症状・重症度・介護負担尺度【診察の進め方】 認知症診察の基本 認知症に類似した状態像との鑑別【治療とケア】 認知症の治療とケアの原則 認知症の治療薬 認知症の看護とケア 認知症のリハビリテーションとエンパワメント【社会資源と社会支援の活用】 地域における支援体制 認知症患者の自動車運転と権利擁護 介護保険と主治医意見書