CRRTポケットマニュアル 第3版**医歯薬出版/野入 英世/978-4-263-20059-9/9784263200599**
発行 2026年6月
判型:新書判変 280頁
ISBN 978-4-263-20059-9
編著:野入 英世 / 土井 研人
急性血液浄化療法の大好評マニュアル,待望の全面改訂版!
東大病院救急・集中治療科の治療プロトコルをわかりやすく解説!
●治療現場ですぐに使えるポケットサイズの便利なコンパクト・マニュアル。クリニカルパール満載の急性血液浄化のABC!
●新たに土井研人先生(東京大学救急・集中治療科)を編者に迎えて、最新のエビデンスとガイドラインを反映した全面アップデート版!
【目 次】
総論
1章 すぐ治療開始するため
1.CRRTの適応
ICUにおける急性腎障害とRRT
Renalindicationとnon-renalindication
AKI患者におけるCRRTの選択まで(腎後性・腎前性の除外)
AKIにおける腎代替療法施行の選択
Non-renalindication
2.どのように:モードと処方の決め方
持続か間欠か
CRRTのモードの種類
透析と濾過
除去効率
血液濾過の弊害
海外におけるCRRT
CRRTの処方とは
国内ガイドラインにおける記載
CRRT処方の実際
2章 医療用器材
1.補充液・透析液
組成
安全性に配慮した製剤設計
2.ヘモフィルタの選択
ヘモフィルタに求められる性能
膜材質の種類と特徴
膜面積の選択
使用時の注意点・合併症
3.バスキュラーアクセス
CRRTにおける既存バスキュラーアクセスの位置づけ
カテーテルの種類
留置箇所
カテーテルの留置方法
合併症
メンテナンストラブル
4.抗凝固薬の選択とモニタリング
抗凝固薬の必要性
CRRTで用いられる抗凝固薬の種類と特徴
まとめ
5.血液浄化装置
血液浄化装置に求められる要件
血液浄化装置の新しい機能
各種測定値の概要
各種設定値
3章 トラブルシューティング
1.施行中の機器関連操作
アラーム発生時の基本
各種アラームとトラブルシューティング
2.合併症:血圧低下
血圧低下のメカニズムとCRRT
全身状態の把握
血圧低下と病態
治療上の注意
3.合併症:出血
出血の原因
出血を認める場合のCRRT
まとめ
4.合併症:電解質異常
低下しやすい電解質
そのほか注意が必要な電解質
モニタリングの重要性
4章 よりよい理解のために
1.CRRTの原理
拡散と限外濾過
治療法
その他の治療法
2.CRRTの治療量の考え方
透析液・補液の流量を決める原則
物質の除去
体内からの物質の除去
CRRT条件設定(国際基準vs保険診療)
3.CRRT開始と終了
CRRT開始の適応
CRRT終了:間欠的治療への移行
CRRT終了:RRTからの離脱
各論
5章 CRRTの適応
1.腎疾患:AKIに対するCRRT
いつCRRTの適応と判断するのか?
CRRTか,間欠的血液透析か?
まとめ
2.腎疾患:ESRD(ESKD)に対するCRRT
背景
対象
CRRTのモダリティ選択
CRRT施行時のバスキュラーアクセス
CRRTからの離脱とIHDへの移行
ESRD症例でのCRRT施行時の留意点
3.循環器疾患:CCUでのCRRT
心不全,心原性ショックに対するCRRT
心臓外科手術とCRRT
末期腎不全に対する治療
まとめ
4.敗血症および高サイトカイン血症
サイトカイン,敗血症,non-renalindication
CRRTによるサイトカイン除去の理論
CRRTによるサイトカイン除去の実際
5.急性肝不全・劇症肝炎
急性肝不全・劇症肝炎
人工肝補助療法
急性肝不全に対する血液浄化療法
現在と今後の目標
6.急性膵炎
急性膵炎の定義と診断
治療
7.ARDS(急性呼吸窮迫症候群)
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
肺腎連関
ARDSとCRRT
ECMOとCRRTの併用戦略
ARDSに合併する呼吸性アシドーシスをCRRTで補正する場合の注意点
8.周術期のCRRT
周術期のAKI
周術期のCRRT
抗凝固薬の選択
まとめ
9.頭蓋内疾患
頭蓋内疾患でCRRTを要する疾患
頭蓋内圧に関する病態生理
頭蓋内疾患と腎代替療法
10.中毒および代謝障害に対する体外式血液浄化療法
体外式毒物除去の基本原則
血液浄化療法の比較
毒物別管理法:エビデンスに基づく便覧
主要な代謝性疾患に対する血液浄化療法
実践的管理と補助療法
11.小児・乳幼児のCRRT
適応となる病態
開始時期
CRRT施行の具体的条件
まとめ
6章 CRRT施行中の検討項目
1.輸液
考え方
実際の輸液
実際の輸液内容
術後
その他の電解質
2.栄養
重症病態の特徴と栄養療法の課題
CRRT施行時の具体的な栄養計画
3.薬剤
CRRT導入患者への薬物投与の問題点
CRRTによる薬剤除去の原則
CRRT導入患者に対する抗菌薬の投与量設計
CRRT導入患者に対する薬物の投与量調節のチェックポイント
4.ECMOとの接続
はじめに
接続方法
安全に運用するための注意点
おわりに
5.人工腎臓の性能評価
背景
「血液浄化器の性能評価法2012」
集中治療分野における性能評価の実際
治療効率の指標としての濾過クリアランス
6.吸着型CRRTと吸着フィルター
吸着性能
フィルター寿命
吸着により除去される物質
新規吸着・免疫調節デバイス(CytoSorb,HA330/HA380,Seraph100)
物質除去と臨床的効果
7.院内クラウド化情報管理システム(ICMCI)を活用したCRRT施行中の情報管理
遠隔モニタリングの必要性
ICMCIの概要
期待できる効果
今後の展望
8.国内治療の現状~診療報酬データベースからの報告~
DiagnosisProcedureCombination(DPC)データベース
集中治療室におけるRRTを要した患者の予後
【参考資料】
安全確認のためのチェックリスト
CRRT使用中点検チェックリスト
CRRTプライミング後,開始後チェックリスト
サイドメモ目次
エコーによる体液量評価:VE×US
敗血症ショックに対する吸着膜を用いたCRRT
カフ付き皮下トンネル型カテーテルの留置
ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)
海外における抗凝固薬の使用状況
血漿交換に必要な血漿量の求め方
アルブミン液を用いた人工肝補助療法
AKIに合併する肺障害の機序
脳浮腫
循環動態の不安定な児に対する対応
RefeedingSyndrome
CRRT施行時の栄養療法:ToDoList
CRRTによる薬物のクリアランス(CLCRRT)
分子量による篩係数の違い
薬物除去率(fd)
分布容積(Vd)
Pharmacokinetics
Pharmacodynamics(PK/PD)理論
人工腎臓の歴史
疫学データのLimitation