薬剤過敏症**南山堂/宇野勝次/9784525721411**

販売価格
2,640円(税込み)
編著
宇野勝次
出版社
南山堂
分野
 
薬学

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2016/04/06~
JANコード
9784525721411
商品コード
9784525721411
発行 2016年4月
サイズ:A5 / 221p
ISBN 978-4-525-72141-1
薬剤過敏症は未だ謎に包まれており,臨床現場での管理が難しい医薬品の有害作用の1つです.本書では薬剤過敏症を4つの視点,(1)原因薬検出の視点,(2)発現機構の視点,(3)薬物(アレルゲン)側の視点,(4)生体(過敏症患者)側の視点から解析して,薬物過敏症の本質に迫りました.

序章 薬剤過敏症に迫る ・ 薬物の副作用,有害反応および有害事象 ・ 医薬品の有害作用の発症原因と発症機序 ・ 医薬品副作用に関するアンケート調査1章 薬剤過敏症の起因薬検出の視点 ・ 薬剤有害反応の臨床解析 1. 薬剤有害反応の解析法(FDA方式) 2. 有害反応原因薬検出のためのキーワード(要素方式) 3. 要素方式による有害反応原因薬の検出の有用性 4. その他の有害反応原因薬検索のアルゴリズム 5. 薬剤有害反応の臨床解析チャート ・ アレルギー起因薬同定試験 1. アレルギー起因薬同定試験の種類 2. アレルギー起因薬同定試験の有用性 3. アレルギー起因薬同定試験の限界性2章 薬剤過敏症の発現機構の視点 ・ 薬剤アレルギーの発現機構 1. 抗原形成 2. 免疫反応 3. 炎症・障害反応 ・ 偽薬剤アレルギーの存在 1. 漢方薬過敏症 2. 薬剤性ショック 3. インフュージョンリアクション 4. 他の偽薬剤アレルギー ・ 有害反応の発症機序の臨床解析 1. アセトアミノフェンによる肝障害 -中毒性副作用か? アレルギー性副作用か? 2. イソニアジドによる肝障害 -代謝障害性副作用か? アレルギー性副作用か?3章 薬物(アレルゲン)側の視点 ・ アレルギー頻度 ・ アレルゲン性 ・ アジュバント 1. 細菌感染によるアジュバント効果 2. フルオレセインによるアジュバント効果 3. アジュバント効果を有する薬剤 ・ イムノモジュレーター 1. イムノモジュレーターとしてのマクロライド 2. その他のイムノモジュレーター(漢方薬) ・ 過敏症・構造相関 1. β-ラクタム系抗菌薬のアシル側鎖構造と過敏症状の相関性 2. その他の薬剤と過敏症状の相関性 Y 交差アレルギー 1. 交差アレルギーの概念 2. β-ラクタム系抗菌薬の交差アレルギー 3. その他の抗菌薬の交差アレルギー 4. 抗菌薬以外の薬剤の交差アレルギー4章 生体(患者)側の視点 ・ 標的臓器(過敏症状) 1. 各種過敏症状の発現頻度 2. 各種過敏症状におけるアレルギー反応の関与 3. 各種過敏症状の臨床的特徴と発症機序 ・ 随伴症状 1. 発疹(皮疹) 2. 発 熱 3. 〓痒感 4. 好酸球増多 ・ 潜伏期間 ・ 加 齢 1. 加齢とアレルギー起因薬同定試験 2. 加齢と薬剤アレルギーの頻度 3. 加齢と薬剤アレルギーの発現率 4. 加齢と薬剤アレルギーの潜伏期間 5. 加齢とリンパ球の反応性 6. 加齢と薬剤アレルギー症状 7. 加齢とアレルギー起因薬 8. 高齢者の薬剤アレルギー(加齢による薬剤アレルギーの変化) ・ 性 差 Y アレルギー体質 1. アレルギー疾患と薬剤アレルギー 2. 薬剤アレルギー既往歴と薬剤アレルギー 3. 遺伝子多型と薬剤アレルギー Z 感染症(ウイルス感染症を中心に) 1. “アンピシリン疹”と薬剤アレルギーの関係 2. DIHSと薬剤アレルギーの関係5章 薬剤過敏症研究への期待 ・ 薬剤アレルギーの発現仮説 ・ 薬剤アレルギーの特異性仮説