国立がん研究センターの乳癌手術**南山堂/木下 貴之/9784525317317**

販売価格
11,000円(税込み)
編著
木下 貴之
出版社
南山堂
分野
 
癌・腫瘍一般

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書籍版 販売期間
2016/04/14~
JANコード
9784525317317
商品コード
9784525317317
サイズ:A4 / 113p
ISBN 978-4-525-31731-7
乳腺外科医は切除部位の大小にかかわらず,安全・的確な手術の実施が求められている.本書は,国立がん研究センター乳腺外科のエキスパートが,イラストを多用し,蓄積した豊富な経験をもとに乳癌手術のすべてをわかりやすく解説した.「乳癌手術手技のバイブル」である.

第1章 画像診断と術式判断 1 マンモグラフィによる病変範囲診断 2 超音波による病変範囲診断 超音波フローイメージング法 エラストグラフィ 3 造影MRIによる病変範囲診断 乳管内進展の評価 MRI detected lesionとsecond look US クーパー靭帯,乳頭への進展評価 4 造影CTによる病変範囲診断第2章 加刀前準備 1 入室前準備 2 加刀前準備第3章 センチネルリンパ節生検 1 乳房から腋窩へのリンパ流とセンチネル理論 乳房リンパ流の解剖的理解 センチネルリンパ節理論と適応 2 センチネルリンパ節生検同定方法 乳房部分切除症例 乳房全切除症例 3 胸骨傍リンパ節にセンチネルが同定された場合の対処 胸骨傍リンパ節の生検法第4章 乳房部分切除術 1 皮切のパターン 腫瘍直上を通る皮切 傍乳輪切開 外側切開 乳房下溝線切開 2 切除範囲の決定 触知可能病変 非触知病変 3 部分切除術の実際-皮膚切開線の決定と皮弁作成から切除まで- 4 切除断端の評価と術式変更の判断 5 乳腺の修復法と閉創 第5章 整容性を重視した乳腺の修復,修正法 1 総 論 基本的な考え方 術前の準備 手術時の注意点 2 BD領域の充填方法 術前デザイン 手術手技 手術手技の追加第6章 乳房切除術 1 乳房構造と皮弁形成に必要な解剖,皮膚切開線の決定 適 応 皮弁形成に必要な解剖 皮膚デザイン 2 皮弁形成の基本と各皮弁形成の実際 皮弁形成の準備と順序 皮弁形成の基本操作 頭側皮弁(頭側胸骨縁から鎖骨下縁,肩峰まで) 尾側皮弁(尾側胸骨縁から乳房下溝線まで) 外側皮弁(広背筋前縁から腋窩静脈まで) 3 大胸筋前面と側胸壁の処理 大胸筋前面の処理 側胸壁の処理 4 腋窩郭清を伴わない場合の乳房切除術 外側皮弁の作成 側胸壁の処理 5 止血確認とドレナージ 6 局所進行乳癌に対する乳癌切除術 大胸筋浸潤を認める症例に対する対処 胸壁浸潤を認める症例に対する対処 7 皮膚温存乳房切除術と乳頭温存乳房切除術 適 応 皮膚切開のデザイン 皮膚切開・皮弁作成 筋膜剥離と乳房切除 第7章 腋窩リンパ節郭清術 1 腋窩の解剖とレベル分類 古典的な腋窩の解剖を熟知する 腋窩リンパ節のレベルと郭清範囲 2 腋窩リンパ節郭清の流れ ルート1:腋窩外側操作1 ルート1:腋窩外側操作2 ルート2:大胸筋外縁操作(大胸筋外縁から小胸筋外縁へ) 大胸筋外側支配血管と下胸筋神経の温存(レベル・浅層郭清) 小胸筋の授動とレベル・郭清 長胸神経の剥離 胸背動静脈,神経,長胸神経の温存と腋窩深部(肩甲下)リンパ節の郭清(レベル・?・郭清終了) レベル・郭清と胸筋間(Rotter)リンパ節郭清 止血確認とドレナージ,閉創第8章 乳腺外科医に必要な乳房再建術の知識 1 エキスパンダー挿入の適応決定 2 エキスパンダー挿入の手技 術前準備 大胸筋下の剥離 浅胸筋膜弁・分層前鋸筋弁の作成 止血,洗浄,ドレーン留置 エキスパンダー挿入,閉創 3 エキスパンダー挿入後の合併症と対処法 エキスパンダーの位置移動 皮膚壊死・創?開 血腫・漿液腫 感 染 エキスパンダーの露出 4 自家組織による一期乳房再建の適応と手技 適 応 代表的術式 代表的な自家組織再建の手技 5 自家組織による一期乳房再建の術後管理 術後の体位 移植組織の血流確認 移植組織の保定 6 乳頭再建法,乳房修復法など 乳輪乳頭再建 乳房二次修正術 7 乳房再建術後の患肢リハビリテーション 8 PMRTを要する症例に対する乳房再建の適応と手技の工夫第9章 術後管理 1 創処置とドレーン管理 2 術式別クリニカルパス 3 術後管理のポイントと合併症への対処法