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  • Hospitalist 2016年2号 周術期マネジメント**メディカルサイエンスインターナショナル/責任編集:平岡 栄治(東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科)/9784895929462**

Hospitalist 2016年2号 周術期マネジメント**メディカルサイエンスインターナショナル/責任編集:平岡 栄治(東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科)/9784895929462**

販売価格
5,060円(税込み)
ホスピタリスト Vol.4 No.2
編著
責任編集:平岡 栄治(東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科)
出版社
メディカルサイエンスインターナショナル
分野
 
内科系 一般

数量

販売期間
2016/07/07~
商品コード
9784895929462
発行 2016年7月
ISBN 978-4-89592-946-2
全人的周術期ケアにおけるホスピタリストの役割
最近の超高齢化を反映し,内科疾患を多数合併した患者の手術症例が増加している。今まで通院歴がなくても,術前評価でさまざまな合併疾患が判明することもある。術前評価は,一般的には手術のための評価として行われるが,長期予後改善の良いチャンスとなるともいわれている。 例えば,喫煙者であれば,手術を無事終えるためにすぐに禁煙をしてもらう必要があるが,それをきっかけに禁煙に成功し,長期予後が改善することも期待できる。今まで判明していなかった労作性狭心症が病歴聴取で判明し,より厳格なリスク因子の治療や,アスピリン・スタチン導入のチャンスになる,といったこともある。つまり,周術期マネジメントは,外科と麻酔科だけのものでなく,内科にも大きな役割があるといえる。 米国では内科研修中に周術期マネジメントについて学び,トレーニングを受ける機会がある。一方,日本では内科医に対するトレーニングはほとんどなされていないのが現状である。さまざまな慢性疾患があれば,外科から術前に循環器内科,呼吸器内科,腎臓内科,糖尿病内科にコンサルトするといった流れとなり得る。しかし,こういった症例でこそ,周術期の知識とスキルを身に着けたホスピタリストによる臓器横断的マネジメントが必要になると考える。 本特集では「全人的周術期ケアにおけるホスピタリストの役割」と題し,周術期マネジメントにあたって知っておくべき知識をまとめた。内科医が周術期の知識,スキルを身に着け,その役割を果たせることが,患者ならびに医療全体のために必要である。その一助となる特集を目指した。