小児急性中耳炎診療ガイドライン 2024年版 第5版**金原出版/日本耳科学会/978-4-307-37139-1/9784307371391**

販売価格
2,860円(税込み)
編著
日本耳科学会
出版社
金原出版
分野
 
耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学

数量

販売期間
2024/05/18~
商品コード
9784307371391
発行 2024年5月
判型:B5判 116頁
ISBN 978-4-307-37139-1

編集:日本耳科学会 / 日本小児耳鼻咽喉科学会 / 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会

大幅アップデートの最新版登場!

6年ぶりの改訂となる2024年版では、以下多くのアップデートがなされています。肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)のエビデンスの強化や、従来からの抗菌薬適正使用に基づいた一部抗菌薬の用量・選択候補薬の見直し、軽症・中等症・重症のアルゴリズムを合体した「アルゴリズムのまとめ」の追加、重症度判定などの参考用の鼓膜画像の更新など、本ガイドラインの「中耳炎診療の基本を伝える」使命に則った大改訂版となりました。

【目 次】
2024 年版 序(第5 版)
2006 年版 序(初版)
 
第1 章 作成の経緯と概要
 1.要約
 2.作成者
 3.資金提供者・スポンサー
 4.作成の背景および沿革
  1)抗菌薬治療の変遷
  2)本ガイドラインの沿革
 5.作成目的ならびに目標
 6.利用者
 7.対象
 8.急性中耳炎の定義
 9.本邦における小児急性中耳炎難治化の細菌学的背景と現況
  1)小児急性中耳炎症例からの検出菌について
  2)肺炎球菌とインフルエンザ菌の薬剤感受性成績
 10.エビデンスの収集
  1)使用したデータベース
  2)検索期間
  3)採択基準
  4)採択法
 11.推奨および推奨度の決定基準
  1)エビデンスの質
  2)推奨の強さ
  3)エビデンスと推奨の表示法
 12.エビデンス統合のための手法
 13.リリース前のレビュー
 14.更新の計画
 15.推奨および理由説明
 16.患者の希望
 17.治療アルゴリズム
 18.実施における検討事項
 
第2 章 Clinical Questions(CQ)
 1.診断・検査法
  CQ 1-1 急性中耳炎はどのような状態のときに診断されるか
  CQ 1-2 小児急性中耳炎の診断に問診は必要か
  CQ 1-3 急性中耳炎の診断にティンパノメトリーは有用か
  CQ 1-4 急性中耳炎の重症度はどのようにして判定されるか
  CQ 1-5 反復性中耳炎はどのような状態のときに診断されるか
 2.予防
  CQ 2-1  肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)は小児急性中耳炎の予防に有効か
 3.治療
  CQ 3-1 急性中耳炎に抗菌薬を使用する場合に何を使用するか
  CQ 3-2 急性中耳炎の鎮痛に抗菌薬は有効か
  CQ 3-3 抗菌薬の投与期間はどのくらいが適切か
  CQ 3-4  軽症の急性中耳炎の治療として、抗菌薬非投与は妥当か
  CQ 3-5 鼓膜切開はどのような症例に適応となるか
  CQ 3-6 点耳薬は急性中耳炎に有効か
  CQ 3-7 抗ヒスタミン薬は急性中耳炎に有効か
  CQ 3-8 鼻処置は急性中耳炎に有効か
  CQ 3-9 反復性中耳炎に対して鼓膜換気チューブは有効か
  CQ 3-10 反復性中耳炎に対して漢方薬は有効か
  CQ 3-11 反復性中耳炎に対して免疫グロブリン製剤は有効か
 4. 小児急性中耳炎症例の治療アルゴリズム
 
第3 章 参考資料
 1.用語の定義と解説
  1)難治性中耳炎(難治性急性中耳炎)refractory acute otitis media
  2)遷延性中耳炎(遷延性急性中耳炎)persistent acute otitis media
  3)反復性中耳炎(反復性急性中耳炎)recurrent acute otitis media
  4)再燃 relapse
  5)再発 recurrence
 2.薬剤感受性による肺炎球菌の分類
 3.薬剤感受性によるインフルエンザ菌の分類
 4.細菌学的検査
  1)意義
  2)検体採取
  3)検体をすぐ提出できない時はどうするか?
  4)グラム染色
  5)培養検査で何がいつ頃わかるのか?
  6)薬剤感受性試験
  7)迅速抗原検査
 5.抗菌薬略号と一般名一覧
 
巻末カラー
小児急性中耳炎症例の治療アルゴリズム(2024 年版)
鼓膜所見
急性中耳炎診療スコアシート(2024 年版)