在宅医療の排尿管理と排泄ケア**南山堂/島崎 亮司/9784525351212**

販売価格
3,520円(税込み)
編著
島崎 亮司
出版社
南山堂
分野
 
プライマリケア医学

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書籍版 販売期間
2018/05/11~
JANコード
9784525351212
商品コード
9784525351212
ISBN 978-4-525-35121-2
サイズ:A5 / 225p

在宅でも尿路カテーテル使用は多く,時には腎瘻,膀胱瘻の管理まで必要になることがある.さらに,尿漏れ・頻尿などの排泄トラブルは,在宅生活を続けられるかを左右する重要課題である.本書では,在宅で遭遇する尿路・排泄トラブルに対する知識と技術をまとめた.相談されたとき,薬の調整以外にも多様なアプローチができるようになる一冊.

? はじめに1 在宅医療こそ生きるを支える排泄ケアを?衣・食・住・医から考える? A 排泄ケアには医療的側面と生活的側面が必要 B 在宅医療の目的とアプローチ C 在宅医療が尿路管理・排泄ケアに優位な理由2 在宅の事例から? 排泄管理に関する知識と技術3 在宅医療で遭遇する尿路管理・排泄トラブル A 尿路管理・排泄管理の現状 B 排泄の意思尊重と介護負担 C 在宅医療でみるべきポイント D 尿路排泄管理の効果4 尿カテーテルの基礎と管理 A 尿カテーテルの種類と特性 B 長期尿道留置カテーテル C 尿カテーテルの交換頻度や操作方法 D 尿カテーテルのトラブル E カテーテルの必要性,抜去方法 F 自己導尿の方法,適用5 胃瘻の基礎と管理 A 胃瘻の基本事項 B 在宅医療での管理方法 C トラブル時の対応6 膀胱瘻の基礎と管理 A 膀胱瘻の基本事項 B 在宅医療での管理方法 C トラブル時の対応7 在宅における排泄困難・尿閉管理 A 排尿機能とその経時的変化 B 前立腺肥大症 C 過活動膀胱 D 神経因性膀胱 E 尿閉管理 F 在宅排尿管理の新しい試み8 在宅医療における夜間頻尿への対策 A 夜間頻尿の基礎 B 夜間頻尿の検査・アセスメント C 夜間頻尿の治療(生活指導と薬物治療) D 在宅医療だからできる対応(多職種連携)9 在宅における尿路感染症 A 高齢者で生じやすい尿路感染症 B 在宅における尿路感染症治療 C 重症化した尿路感染症に対する外科的処置 D 在宅における尿路感染症予防法 E 在宅医療における尿路感染症の現状10 悪性腫瘍の尿路管理 A 腎癌における在宅医療 B 膀胱癌における在宅医療 C 前立腺癌における在宅医療 D その他の悪性腫瘍に伴う尿路管理11 在宅医療における終末期患者の排泄管理 A 終末期にみられる泌尿器症状 B 終末期の排泄に対する支援 C 終末期患者における意思尊重12 在宅医療における薬と排泄管理 A 在宅で遭遇しやすい疾患と尿路に関わる薬 B 主な疾患の薬物療法 C 在宅だからできるポリファマシー対策13 在宅医療における排便ケア A 排便の成り立ち B なぜブリストルスケールが重要か C 排便管理における下剤の位置付け D 下剤の効果と便の性状 E チャートを用いたブリストルスケールの使い方 F 下剤投与をどこまで待てるか G 下痢に対するアプローチと対処法 H 食事や経管栄養の工夫 I 優しい摘便のコツ14 尿路管理と多職種連携 A 訪問看護師・訪問リハビリテーションとの連携 B 薬剤師との連携 C 介護職との連携 D 地域の泌尿器科医との連携 E 病院泌尿器科との連携 F 排泄ケアの専門職? 排泄ケアに関する知識と技術15 いのちを守る医療とケア A なぜこの患者はおむつ使用なのか B 適切な福祉用具の選択 C おむつは姿勢や動作に大きく影響するモノ D 回復につながる心地よい身体 E 事例から考察した医療と介護16 排泄を助ける環境作り?居室ベッド周りを中心とした排泄ケア? A 本人および家族や支援者全ての生活環境を整える B ベッドを中心とした排泄ケアにおける姿勢・移乗・移動動作と福祉用具 C 排泄ケアに関わる用具17 ベッド上での排泄 A 尿 器 B 採尿器 C 差し込み便器 D 自動採尿器 E 自動排泄処理装置 F 導 尿 G その他留意すべきポイント 18 おむつの選択や適切なあて方は患者の身体を大きく変える A 杜撰なおむつ使用が身体を損なう B 「尿漏れを起こさない」「姿勢を崩さない」「動きを制限しない」「褥瘡につながらない」おむつの選択19 おむつと皮膚トラブル ?そのためのスキンケア A 皮膚トラブルは発見が大切 B 間違った陰部洗浄が皮膚障害を招く C 在宅介助とスキンケア20 認知症の方への排泄ケア 事例1 脳血管認知症 下着の上げ下げがうまくできず失禁ととらえられていたFさん 事例2 アルツハイマー型認知症 汚れた紙パンツを脱いで回っている洗濯機に入れる 事例3 前頭側頭葉型認知症 排泄行為を繰り返し終わらない 事例4 レビー小体型認知症 トイレから何か出てくるので失禁につながってしまうあとがき