月刊「関節外科」の連載記事「これだけは知っておきたい整形外科的徒手検査法」をベースに，整形外科の身体診察をイチから学びたい人のために，診察の基礎から画像を含めた各種検査法，診断後の治療の流れまでを各部位ごとに解説。
若手整形外科医だけではなく，研修医や総合診療医も使えるように，専門用語，重要な知識などを「Tips」として欄外に記載し，徒手検査法にはWeb動画を掲載。

【目次】
Ⅰ これだけは知っておきたい 身体診察を始める前の注意点
身体診察の重要性
身体診察の目的
身体診察の意義
整形外科における身体診察の特異性
上手な医療面接とは？
医療面接とは
医療面接の目的
医療面接の方法
身体診察のコツ・注意点
はじめに
視診・触診・徒手検査のコツ・注意点
対象者別診察のコツ・注意点

Ⅱ これだけは知っておきたい 身体診察の基本
視る：視診の基本
はじめに
視診の基本
聴く：問診の基本
触る：触診ほかの基本
触診の基本
関節可動域（ROM）測定の基本
四肢の計測と徒手筋力テスト（MMT）の基本
神経診察の基本
画像検査の基本
はじめに

Ⅲ これだけは知っておきたい 上肢の身体診察
肩関節の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
empty canテスト
external rotation lagテスト
bear hugテスト
lift off テスト
belly-pressテスト
Yergasonテスト
Speed’sテスト
Wrightテスト
Adsonテスト
Roosテスト
O’Brienテスト
crankテスト
Neer’s impingementテスト
Hawkins impingementテスト
anterior apprehensionテスト
画像診断
確定診断後の治療の流れ：腱板断裂
肘関節・手関節・手指の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
elbow fl exionテスト
Phalenテスト
ulnocarpal stressテスト
Eichhoff テスト
Kanavel四徴/Kanavel's signs

その他の検査
画像検査のオーダーと読影法
確定診断後の治療の流れ

Ⅳ これだけは知っておきたい 脊椎・体幹・骨盤の身体診察
頚部・上部体幹の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
finger escape sign
10秒テスト
Spurlingテスト，Jacksonテスト
腹皮反射
scapulohumeral refl ex
Edenテスト
Allenテスト
Beevor’s sign
その他の検査
画像検査のオーダーと読影法
確定診断後の治療の流れ
腰背部・骨盤の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
Hoover's sign
その他の検査
画像検査のオーダーと読影法
確定診断後の治療の流れ

Ⅴ これだけは知っておきたい 下肢の身体診察
股関節の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
Patrickテスト
clickテスト
Drehmann徴候
Thomasテスト
Trendelenburg徴候
前方インピンジメントテスト
FAIR（Freiberg）テスト
画像検査のオーダーと読影法
確定診断後の治療の流れ
膝関節の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
Nテスト
Lachmanテスト
lateral pivot shiftテスト
dialテスト
McMurrayテスト
Apleyテスト
Wilson'sテスト
その他の検査
画像検査のオーダーと読影法
確定診断後の治療の流れ
足関節・足部の診察
構造と機能
診察の流れ
問診・視診・触診
ROMテスト
徒手筋力テスト
徒手検査法
Simmonds Thompson squeezingテスト
peroneal tunnel compressionテスト
dorsifl exion-eversionテスト（Kテスト）
piano keyテスト
その他の検査
画像検査のオーダーと読影法
確定診断後の治療の流れ

Ⅵ これだけは知っておきたい 身体診察後の対応
カルテの書き方
診療録（カルテ）とは
POSとPOMR
まとめ
インフォームド・コンセントの実際
はじめに
インフォームド・コンセントの準備
インフォームド・コンセントの実際
特殊な条件でのインフォームド・コンセント
コンサルトの方法
はじめに
上級医，他科，他院へのコンサルト
リハビリテーション処方
はじめに
時期におけるリハビリテーションの考え方
リハビリテーションのリスク
リハビリテーション処方の実際
必ず知っておきたい医療安全の知識
はじめに
患者中心の医療
患者安全とは
有害事象とエラー
ヒューマンファクターズ
事象の連鎖
システムアプローチ
コミュニケーション
インシデント報告システム
患者安全に配慮した整形外科診察