相分離 メカニズムと疾患(実験医学 増刊)**羊土社/廣瀬哲郎/加藤昌人/中川真一/9784758103954**

販売価格
5,940円(税込み)
Vol.39 No.10
編著
廣瀬哲郎/加藤昌人/中川真一
出版社
羊土社
分野
 
生命科学(ライフサイエンス)

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2021/06/06~
JANコード
9784758103954
商品コード
9784758103954
発行 2021年6月
サイズ B5 / 223p
ISBN 978-4-7581-0395-4
“膜のないオルガネラ”はいかに機能するか? 神経変性疾患・ウイルス感染とどう関わるか?

細胞内にある“膜のないオルガネラ”が相分離によって形成された液滴であるという発見は,生命科学に大きなインパクトを与えました.本書では,多くの生命現象や疾患発症に関わる相分離研究の最新知見を紹介します.

【目次】


概論 相分離研究による細胞像の再構築
第1章 基盤因子と理論
1. 細胞サイズ空間での相分離から細胞内相分離へ
2. タンパク質の相分離誘導ドメイン―天然変性領域・プリオン様ドメイン・low-complexity配列
3. 相分離を制御する細胞内のさまざまな因子
4. タンパク質を安定化させる超天然変性タンパク質,Heroタンパク質
第2章 相分離と細胞内構造
Ⅰ.核内の非膜オルガネラ
1. 液-液相分離を介した核小体構造形成のダイナミクス
2. Cajal bodyの多機能性と柔軟性の包括的理解
3. 核スペックル
4. パラスペックル
5. 核膜孔複合体の構造と機能における液-液相分離の役割
Ⅱ.細胞質の非膜オルガネラ
6. 生殖細胞の運命を制御する非膜性RNP凝集体
7. 動物のRNAサイレンシング経路と顆粒構造体
8. ストレス顆粒形成による生命機能制御と疾患
9. 神経RNA顆粒のダイナミクス制御と高次脳機能
10. 相分離を介した中心体の制御機構
11. 膜性オルガネラと非膜オルガネラのクロストーク
Ⅲ.染色体・転写制御と相分離
12. 「場」の形成を介した転写動態制御
13. 転写凝集体とゲノム高次構造
14. 染色体座位顆粒
15. ヘテロクロマチンの形成メカニズム
16. 減数分裂の相同染色体対合
第3章 相分離と生体機能・疾患
1. 酸化還元センサーとして働くLC配列のクロスβ線維
2. ユビキチン修飾と相分離
3. 相分離で見直すオートファジー
4. 細胞極性と相分離
5. 相分離現象を通して見る神経変性疾患
6. RNAウイルス感染で認められる相分離
第4章 解析技術
1. 液滴混み合い状態としての細胞内レオロジー
2. 細胞内相分離を理解・操作・活用する人工相分離ツール
3. X線散乱・中性子散乱
索引

RECOMMEND

おすすめ